おまけ
(5/5)


「何で畏まるの、この馬鹿っ!」

「いってぇ!?」


佐助が頭を下げて、5つ数えた後。
コーンッと小気味のいい音が響いた。


「仲良くするのに上下関係も無いでしょうが、頭下げるな!」

「だからって木の実投げる?!って、なんでこんなの持ってるの!」

「え、今もらった」


ほら、と凛が佐助の前に手を突き出せば、淡い光と共に木の実が表れる。
忍の術でもないそれに、思わず佐助は目を見開いた。


「嘘だろぉ・・・」

「生憎、人じゃないもので」


今手に入れたばかりの木の実を片手に、凛は勝ち誇ったような笑みを浮かべ、佐助はがっくりと肩を落とした。






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段々ツンが色濃くなっていくような。
そして思いのほか佐助がスムーズに動かない現状。

オカンにしたい、オカンに。





 


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