真田(ビタミン)




「あら?どうしたんですか、それ」

真田先生の小指に結ばれた赤い糸。

「ん?ああ、さっき女子生徒に付けられちゃったんだよ。『運命の赤い糸〜』とか言ってさ」

こんなことしちゃって、高校生といってもちゃんと乙女なんだな、と思った。
真田先生も同じことを考えていたらしく、「可愛いトコあるよなぁ」と笑う。

「先生は赤い糸って信じる?」
「私ですか?そうですねぇ……」

真田先生と繋がっているなら信じます。

なんて言ったらどんな顔するかしら。








人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -