翼(ビタミン)




「今日こそ逃がさないわよ、翼君!」

そう言って私は翼君の腕に紐を括り付けた。

「くっ、何をする!」
「ふふっ。これで逃げられないでしょ」

翼君は紐を解こうとするけれど、なかなかうまくいかないようだ。

「『運命の赤い糸』みたいね」
「What?何だ、それは」
「あとでゆっくり教えてあげるわ」

あなたは私から逃げられない運命なのだと。








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