陸奥(花柳) しとしとと降り続ける雨は、今朝は確かになかったもので。今朝はあったはずの太陽は、分厚い雲に隠されている。「あ〜、ひでぇ雨だなこりゃ」「陸奥さん、止むまでゆっくりしていってください」「ああ、そのつもりだ」私はお茶を淹れ直し、陸奥さんに手渡した。いつもより長居をすることに決めた陸奥さんはそれを美味しそうに飲んで。たまにはこんな雨の日もいいかもしれない。 「#エロ」のBL小説を読むBL小説 BLove - ナノ -