08/30(02:30)

このワンルームは僕のための楽園だ。欲しいものは不思議と湧いて出てくるし、彼女にだって簡単に会える。

「やあ、おはよう」

部屋の隅の冷蔵庫を開ければ、いつでも。返事をしない彼女を愛するのが、僕の運命だった。

「……君と喋りたいよ」

そして今日も僕は微笑む。作られた運命という、楽園の中で。
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