「さて、謙也も復活したことやし、本題に入ろか」
「本題本題……、あぁ彼女についてか」
「さすがスピードスター、物忘れも早いですね」
「！」
「ざーいぜん。話進まれへんから謙也イジメもそんくらいにしとき」
「へいへい」
（今イジメ言った……！？）
「で、何について語ります？」
「基本に従って彼女の好きなとこにしとこか。まずは謙也から」
「うぇっ、」
「紅林さんのどこが好きやねん？」
「え、あ、あー、………………笑顔……とか」
「謙也さん顔真っ赤」
「やかましわっ！」
「まぁ定番やなぁ」
「えぇやろ、別にっ！あのコのふにゃってした笑顔は悩殺モンなんやからっ！」
「彼女にしてもないのに惚気とる謙也は置いといて、財前いこか」
「……別に日和も彼女やないんですけど」
「それはそれ。これはこれ」
「そうっスね……。好きなとこっちゅうかなんちゅうか……。あのお転婆がたまにしゅんとしとる時とか、泣いとる顔みるとドキっとしますわ」
「「！！」」
「財前が……！」
「あの財前が……！」
「「の ろ け た！！」」
「うっざ……。別に惚気てへんし」
「まぁまぁ照れんでもええやん照れんでも」
「…………。で？そういう部長はひな先輩のどこが好きなんです？」
「俺はムシかいっ！」
「そんなん決まっとるやん、」
「おいぃっ！」
「全部やっ！ひなは全てにおいてパーフェクトやねんっ！」
「そうっスか（彼女バカな部長にきいた俺がアホやったわ）」
「せやけど特に好きなんは太股やな」
「ぶっ！？」
「ぅわっ、ちょ、謙也さん唾飛ばさんといてやっ！」
「日に焼けてへんあの白さとすべすべの肌ざわりが絶頂や」
「お前は侑士かっ」
「んで、そこを触っとると我慢できひんのか熱を帯びた声でこう言うんや……。『蔵、やめて……』ってなぁ……。んー、絶頂！」
「〇×△☆※◆！？」
バッターンっ！！
「な、なんやっ！？」
「部長の話が刺激強すぎて、謙也さんが倒れてしもたやないですか」
「なんやてっ！？……まだまだ語りたりへんのに……。ちゅうかあんなん序の口やで？」
「謙也さんはアンタと違うてピュアなんスわ。ちゅーか、Ｒ指定の話は厳禁でしょ、ココは」
「えっ、そうなん！？」
「らしいっスよ。部長が独り語りしとる最中にこないなビラが降ってきましたんで」
『Ｒ指定即退場！ばーい管理人』「えぇー！？下ネタのない男子会なんて有り得へんやんっ！なぁ、財前？」
「え？」
「え…？」
両者ふりーず（＋１名戦線離脱）のため強制終了。
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