「あのさぁ、この小鬼くん達って可愛いよねぇ」
「あ、大王おじゃる丸見てる!」
「また地上の電波勝手に受信して…」
「いいじゃん、N●Kは素晴らしいんだ!次の大河ドラマも楽しみだなー」
「駄目です!大王はテレビ見始めると長いんだから!」
「まあ大河ドラマは楽しみですけど…」
「ハニー、大王の味方をするな!」
「だって!鬼男くんも見たらわかるって!」
「大河ドラマはおいといて、あの小鬼くん達も閻魔大王の子分なんでしょ?ハニーと鬼男くんもさー、合体してみてよ」
「が、合体?!」
「あー、あの上に乗るやつですよね!」
「上に乗る?!」
「そーそー!あれ上の人はきもちーと思うよ、眺めとか良さそうだし」
「ですよね!わたし上がいいなぁ」
「き、気持ちい…」
「あれ鬼男くん?どうかした?」
「…最低だ!」
「え、何が?鬼男くんも上がよかった?ちょっと鬼男くん!大王も何をニヤニヤしてるんですか!鬼男くん走ってどっか行っちゃいましたよ!」
「まあ鬼男くんはムッツリだったってことだよ」
「はい?」
「俺途中から気付いてたし」
「え、だから、何をですか?」
「ハニーは知らなくていいよ」
「えー…ていうか、わたしと鬼男くんは秘書であって、大王の子分ではないですよ!」
「似たようなもんじゃん!君達は閻魔大王様一の子分だよ」
「大王の子分なんて屈辱的すぎます」
「辛辣っ」



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