ジェットコースターに3回も乗って満足気な野球部のみんなプラスあたしが次に向かったのは、


「むむむ無理ですー!」

「大丈夫だって!ここのお化け屋敷しょぼいらしーから」


笑顔であたしの腕をぐいぐい引っ張る田島くん。その視線の先には、いかにもそれっぽいお化け屋敷。


「本当、これだけは…」

「女の子と一緒じゃないとつまんねーじゃん!」


すでにじゃんけんであたしと一緒に入るのは田島くんと決まっているらしいです。


「オレ絶対に手離さないから、な?」
「…絶対?」

「絶対!」

「怖くなってあたしが目瞑っても引っ張ってってくれる?」

「もちろん!オレが隠してやる!」

最後の言葉の意味はいまいちわからなかったけど、あまりに必死だったので結局あたしは入ることになってしまいました。




出てきたときのあたしの顔が真っ赤だったので、みんなに誤解されかけました。


ゴーストパニック!

(あたしが怖いって言ったら、田島くんは抱きしめて視界を遮ってくれました)

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