「ハニー先輩!我々はもう耐えられません!」

「徹夜徹夜徹夜でもう三日目ですよ!」

「そうですよ!授業中に眠くなって、土井先生に怒られちゃいました!」

「アホのは組は毎日怒られてるだろ!でも、ハニー先輩も何か言って下さいよ!」



「という訳で、わたしが代表して来ました。潮江先輩のギンギンっぷりには皆嫌気がさしてるんです。もちろんわたしも」

「用件はそれだけか」

「もっといいのならもっと言わせて下さい。潮江先輩はいつも後輩の意見を聞かなすぎなんです。後輩の意見を尊重してあげるのだって先輩の役目でしょう?」

「お前、言わせておけば…」

「まだあります!先輩はいっつも話してて熱が入ってくると唾飛ぶし、汗臭いし、夜の鍛錬はギンギンうるさくて寝る邪魔です!10キロそろばんも意味が分かりません」

「あれはだな…」

「大体ランニングのせいで本来の委員会活動の時間が足りなくなって徹夜とかアホみたいじゃないですか!先輩の趣味に後輩を巻き込まないで下さい!」

「落ち着けハニー、話を聞け!」

「話を聞いてもらえないのって嫌でしょう?潮江先輩はいっつもそうですよ!わたし達の気持ちわかります?先輩こそわたし達の話を聞いて下さいよ!ギンギン野郎!」

「お前…だんだんただの悪口になってるぞ…」

「あら!ただの悪口だったらまだまだ言えますよ!なんなら徹夜でお話しましょうか!」




寂しい少年




(ハニー先輩もう大丈夫です!)

(さすがに潮江先輩が惨めになってきました!)

(何言ってるの、まだまだ全然言い足りないわよ!)



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