≫ エイリア家族パロ

バーンとガゼルの緊急会議




「最近、兄貴のナマエに対する態度が、前より酷くなってねぇか?」
「私もそれは思っていた。兄さん、彼女でも作ったらいいのに」
「ほんとだぜ。顔はマシなんだからよー」
「外では性格もいいと思われているようだしな」
「あー、俺もこの前、クラスの女に兄貴のこと聞かれた。マジ家での兄貴のこと言ってやりたかったぜ」
「家では人として駄目だからな」
「一言で言えば、変態だな」
「という訳で、ここに第38回ナマエを兄さんから守る方法を考える会の開始を宣言する!」
「テメーが仕切ってんじゃねぇよガゼル!」
「頭の弱いバーンでは仕切れないだろう」
「ああ?もっかい言ってみろ!」
「落ち着け。今はナマエを兄さんから守る方法を考えるのが先だ」
「…チッ、わかったよ」

「まず第一に、最近の兄さんの行動についての報告だな」
「家にいる間ナマエに付きまとってんのはいつものことだな」
「昨日はあーんをさせようとしていたぞ」
「そういえばナマエがテレビ見ながら胸揉まれたっつってたな」
「夜ナマエが寝た後に部屋に入ってくることも多々あるらしい」
「ふっざけんなよクソ兄貴!」「では次に、どうやって兄さんからナマエを守るかだが」
「兄貴をぶっ飛ばす!」
「できるならやってみろ」
「けどよ!さすがにもう我慢ならねぇ!っつーか他に方法があるか?」
「…でもそれは非現実的すぎるだろう」
「あーもう考えんのが面倒くせぇ…」
「とりあえず兄さんが帰って来たら、兄さんがナマエに近付く前に外に連れ出すのが得策だな」


「バーン!ガゼル!おやつだよー」
「ナマエ!」
「あれ、二人して何を真面目に話してるの?」
「なんでもない」
「兄貴は?」
「グラ兄?まだ帰ってきてないよ。それより、お母さんがお菓子作ってくれた!」
「焦げ臭いんだが…」
「見た目はアレだけど食べたら美味しいから!さっきこっそり味見しちゃった」
「は?セコいぞナマエ!」
「だってわたし手伝ったんだもんねー」
「いいから早く階段を降りてくれ、二人とも」
「あ、ごめん」
「兄貴が帰って来る前に全部食っちまおうぜ」
「あっそれいい!グラ兄の分は三等分しちゃえ!」



グランの扱い^p^


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テーマ「人外ファンタジー」
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