萌えポイント談話
 

「えーそんな訳で第一回、萌えント談議を始めたいと思います。何か意見がある人はしっかり手を上げてから発言してくだしあ」
ひょんなことから萌え談議することになった泉李だよ!
最近の萌えントは国光君っていうことは皆の常識だよね!
「はい」
「何かな白石君」
「俺な、千鶴ちゃんのことが好きなんやけど」
「いや知ってるよ」
「まずはあの可愛らしいポニテ、それから男装したことでより倒錯的な世界へ誘われるあの絶頂…!」
「あれ、白石君…!?」
「そして三次元にはないあのお淑やかさに愛らしさ…そう、まさに千鶴ちゃんこそ俺の聖書!どうや、聞いとってエクスタってきたやろ!?」
「え、あー…うん」
正直どう反応していいのか分からない…。
本当白石君に対してどう接すればいいのか段々分からなくなってくる件。
そんな彼のことを最近私は生暖かい目で見守っています、はい赤丸チェックテストに出るよ!
「次、ええか?」
「うん、いいよ忍足君」
「やっぱり俺は脚のラインが綺麗なんが萌えるわ。無駄な脂肪が付いとらん、ちょお筋肉質でスッと流れるようなラインを描いとって、なおかつ華奢さとしっかりしたイメージを両立しとる脚がベストや。そして何と言っても脛の毛をきちんと処理しとって撫でてスベスベしとれば言うことなしやな」
「…………」
やばい、変態だ…!
気付けこの場にいる全員の目がドン引きしていることに。
「今んとこ理想に一番近いんは日吉の脚やなあ」
「…っう!や、止めてください訴えますよ!」
日吉君逃げて超逃げて。
忍足君が日吉君の脚を一撫でした。
流石の日吉君も短く悲鳴を上げて慌てて私の方に逃げて来た。
ちょ、何故こっちに来たし。
「侑士…見損なったわ」
謙也君が最低なものを見る目で言う。
しかも若干距離置いてるし。
「…大丈夫日吉君」
「……、金代さん。もうあの人嫌です」
精神的に来たのか完璧に私の後ろへと隠れている日吉君。
重症だ…。
いつもなら毒吐くかぶん殴るもんね、これトラウマになってるよきっと。
「…さて、そこの丸眼鏡は放っておいて次は財前君ね」
「俺っスか。…一番はやっぱり彼ジャーっスわ。なんか独占出来とる感じでグッと来るんですよね。あと、ぶかぶかのものを着とって指先しか見えんのが理想ですわ」
「なるほど…」
此処に来て漸く普通の意見ktkr!
何だか謎の感動が…。
「相棒は?」
「ん?そうじゃのう…やっぱりクーデレかのう」
「クーデレかー…」
「まあ俺は守備範囲広いからあんま気にせんでええ」
流石相棒そこに痺れる憧れるぅ!
「じゃあ次は…はい、柳君」
「俺か?俺はそうだな…時折見せるしおらしさ、だな。ギャップに萌える、と言えばいいのか?」
「マジか。柳君は意外性を求める、と…」
「今すぐそのノートを燃やせ」
「はいサーセンっした」
没収された。
「次は俺でええか?」
「うんおkおk聞かせてよ」
謙也君が手を上げたから謙也君が話し始める。
「おれはツンツンデレやな!今まで懐かなかった野良猫が懐くっちゅー感じなのがええっちゅー話や」
「謙也さん、誰が野良猫ですか」
ジト目で謙也君を見る財前君。
「例えの話やろ、例えの!」
謙也君がそう返して、財前君は鼻を鳴らした。
「…そういうことにしといたりますわ。それで日吉、自分は?」
「……そうだな。未確認飛行物体、未確認生物に浪漫は感じる」
「それ萌え違う」
大分復活してきたのはいいけどそれは違う…!
「次は弦ちゃんね」
「お、俺か?その、だな…常に巫山戯ていて不真面目に見えるが人から見えぬところで努力していたり、泣いていたりするやつに萌える、な…」
「具体的過ぎワロタ」
弦ちゃんマジ弦ちゃんだわー…。
てか具体的過ぎて実際にリアルにそういう子がいるんじゃないかと錯覚したじゃまいか…!
「最後は国光君だぜイエー!」
「…やはり、一生懸命努力して成功したときに見せる笑顔というものに惹かれるな」
泉李が見せるような笑顔だ、と付け足され私の涙腺はマックス振り切れそうだ。
「く、国光君んんん!」
結果、やっぱり国光君が一番の萌え!



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