ばちん
 

合宿所内を移動しようと扉に手を掛け、開ける一行。
開くと立海のジャージに赤髪が見えた。
「む、丸井か。どうしてそこに立って…」
真田は声を掛けたが、振り向いた丸井の姿に固まった。
乾は無言でノートを取り、跡部は感心したように吐息を漏らし、謙也は大爆笑中である。
「ほう、はなは(よう、真田)」
丸井の顔いっぱいに、破裂して張り付いたガムがくっ付いていた。
鼻のところだけは息が出来るように空いている為、逆に違和感があって笑える状態だ。
『忍足、アウト』
コールが掛かり、謙也は裏拳を食らった。



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