頑張れ超頑張れ
 

「残り時間30分切ったね」
のんびりとした声に4人は振り返る。
そこには幸村の姿があった。
「幸村…」
「まさか4人が結託して行動するなんて思わなかったよ」
一番大変だったのは忍足だろうけど、と付け足し幸村が歩み寄る。
「それでね、鬼を全員動員するから。頑張ってね」
「え」
そうして大勢が走る音が聞こえてくる。
4人は散り散りに散らばった。
「うわあ…」
「何、金代さん。何か問題でもあった?」
「いやないです」
幸村の笑顔に隠れて見ていた泉李が視線を逸らした。



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