「っく、行き止まりか…!」
真田は舌打ちした。
後ろからは一人の鬼。
逃げ場はなく、覚悟を決める。
鬼は真田をタッチすると何処に持っていたのか、杯を取り出した。
「な、何故杯を…!」
鬼のゼッケンには『杯を交わす』と書かれていた。
「………」
「………」
2人で腕を交差させながら杯を交わした。



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