足らんのですよ
 

「あれはない」
無事部屋へと戻ってきた4人。
ダメージは大きかった。
「何で織田まで脅かし役に…」
「人出が足らんのですよ」
「うおっ!金代何時の間に!?」
「今さっき。で、とりあえずこの段階で驚いてはいけない合同合宿バージョンが終了ね!いえー!どんどん!ぱふぱふ!」
「テンション高っ!」
「それがデフォルトな泉李ちゃんですから!」
きりっ、と自分で言いながら泉李は笑う。
「今日はとりあえず寝て平気だよ、明日も大変だろうし……うん、本当頑張って、マジで」
意味深な発言をして、立ち去ろうとする泉李。
部屋を出る直前に一旦立ち止まり、声色を変えて話し始める。
「ガンバきゅるりーん!」
「ぶっ!」
ロリ声で言われ、4人が不意打ちに噴き出す。
『全員、アウト』
「ゆ、油断してた…」
寝る直前に再び鉄拳を食らってしまった。



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