悲鳴
 

「何でこないなこと…」
「確か、怖いものは平気だと聞いていたが?」
「それはゲームだけや、本物はホンマ駄目やから」
「忍足はビビリ、と…」
「ちょ、何書いとるん乾」
「見れば分かるだろう?」
「や、分かりたくは…」
「ところで跡部は何故話さないのだ?」
「もう嫌やこのメンバー」
現在地、コート付近。
4人は幸村からコートに置いて来てしまったという何かを取りに来ていた。
「見れば分かると言っていたけど…特にそれらしいものは」
「是非ぃ…もなしぃいい」
何やら地獄の底から響き渡っているような声。
「なななななな何だ!?」
「幽霊!!お化け!?」
「ばばばばば馬鹿!幽霊なんざいる訳が…」
「ぶるああああぁあ!」
「ぎゃああああ!」



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