深夜バージョン
 

「はい皆起きてー」
早めに就寝した4人は起こされた。
目の前には幸村が笑顔で立っている。
「え、ちょ、何…!?」
「これから、笑ってはいけない合同合宿から驚いてはいけない合同合宿にルールチェンジするから」
「…やっぱりあるん?」
「やだなあ、あるに決まってるじゃないか」
にこやかな幸村。
そんな幸村の様子に4人は諦めたように溜息を吐いた。
「ああ、一応言っておくけど、驚いてはいけない合同合宿な訳だからこの間なら笑ってもいいからね。あと、驚いた回数は罰ゲーム決定の為にカウントはするけど鉄拳はしないから」
「小休憩、ということかな?」
「まあそんなところだね」
そう言いながら側に置いてあった懐中電灯をそれぞれに渡していく。
「今は消灯後だから明かりはない。懐中電灯は渡しておくよ。…あ、」
忘れていたとばかりに幸村が時計を見る。
「皆に頼みたいことがあったんだ」



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