ないちゃー
 

「ようやく来ましたね、皆さん」
暗がりからそんな声が聞こえてきた。
「比嘉中…!?」
「そういえばさっきまで一度も姿を見ていなかったな」
「今更気付いたところで遅いさー」
少しずつ明るい方へと出て来る。
「……っな、何やねんそれ…!」
最初に大笑いし始めたのは謙也だった。
木手は眼鏡の下に眼帯を付けていた。
両目に。
大分疲れでテンションがハイになっていた跡部も笑い始める。
『跡部、忍足、アウト』
そうして2人が鉄拳を食らう。
乾は笑いを噛み殺していた為セーフであった。
「ないちゃーの奴ら、耐性なさ過ぎやっし」



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