「うぎゃー!私もうやりたくない、やりたくないよ零さんんんん!」
「……油断せずに行こう」
「ゲームやってるときは相変わらずの鬼畜っぷりですね零さん!」
はいはいこんにちスタシー!
え、パクるな?
何それ美味しいの?
ホラー怖すぎて今までやったことが殆どない名前です。
今回は柳君のおど…げふんげふん、お願いで何故かホラーゲーム実況をすることになりました。
……うん、何故だ。
『最初はそうだな…これでいいか?SIREN』
『柳君相変わらずのドS!せめてブルーベリー色の全裸の巨人が追い掛けてくるゲームでお願いします!』
『あれか?…まあ最初だしな』
『(最初!?)』
とかいうことがあってやってます。
青い鬼が追い掛けてくるゲーム。
によ生でやってるんだけど色んな意味で怖い。
だって、やつのあの目…KOEEEE!
いやもうマジ何なのあれ。
私の体力はもう零よ!
そんな私の横では緑茶を手に次に行く場所はどうするかとか尋ねてくる国光君がいる。
……うん、泣きたい。
けど国光君は全く私が怖がってるの知らないんだよね…!
こんなところで天然を発揮しないでほしいです切実に。
しかし尺もあるからうだうだしてたらコメントで笑われ……あれ、既に笑われている…だと…。
まさにオワタ\(^p^)/
さて、ひろしを動かして畳みの間に…。
「…って嫌あああ!また出た!もう無理無理無理無理」
「目と目が逢う瞬間好きだと気付いた」
【ちょw零何歌ってるしww】










気を取り直して5回目のやり直しです、刹です。
さっきからね…何回やっても青い巨人から逃げられないよ、あの追い掛け何回やっても捕まる。
とか某神曲に乗っかってみたけどまさにその状態な自分に全俺が泣いた。
【此処まで操作が下手だったとはな…ww @かまいたち】
「零さん私もう正直降参したいよ」
「だが断る。此処で諦めたら誰がこのゲームをするんだ?」
「……ソウデスネ」
そうか、そういうことだったのか…。
この為に国光君を送り込んだな柳君……!
まさに悪魔。
【<Θ><Θ> @かまいたち】
うぎゃああ、開眼した!
何で私が思ってることが分かるの柳君…。
【お前のことなど全てまるっとお見通しだ @かまいたち】
パクった…!?
とりあえず一旦国光君に交代してみた。
「はい零さんパス」
「ああ」
受け取ってくれた国光君に感謝しながら私は飲み物を啜る。
相変わらず牛乳一筋だよ!
「刹、そういえば別館には行ったか?」
「いやまだだって…って、ぎゃああああ!」
何で鉄格子掴んでガシャンガシャンやってるの…!?
てかSEが可笑しいよ!
何で目が逢う瞬間なの!?
そして国光君がやるとサクサク進む罠。
うーん、解せぬ…あ、いや嘘です。
だって明らかにゲームスキル高いモンね国光君…!
雑談しながら国光君が着々と進めていく様子を眺める。
プルルル。
あ、電話だ。
「……何故、苗字が操作しないんだ?」
柳君だった。
………死亡フラグが立ちました、本当にご馳走様です。
見える、見えるよ……ノートを手に微笑んでいる柳君が。
今思った、このゲームなんかよりよっぽど柳君の方が怖いって。
「今から苗字が操作しなければ俺はうっかり弦一郎に苗字のスリーサイズを漏らしてしまうかもしれないな」
「慎んで操作させていただきますイエー!」
何でそんなことを知っているの、柳君…。
あ、ツッコミ入れたら負けですかそうですか。
「零さんパスお願いします」
「ああ、分かった」
渡された私が見たのは最初にいた本館の2階だった。
あ、此処からなら……え?
「…………」
セーブを書いていざ進もうとしたら前方にいやがりましたご愛読ありがとうございました。
「嫌ああああ!早速来た!無理もう早い待って待ってマジお願いします待って!」
追い掛けて来たからとりあえず逃げた。
【ちょww刹焦り過ぎワロタwwww】
【安心の刹wwお帰り^p^】
とりあえず回避!
【お、今回は上手く回避したwww】
障害物を駆使して逃げた。
…伊達に国光君の操作見てた訳じゃないんだからね!
「刹、一階の玄関に行け!」
「玄関!?開いてないじゃ……あ」
言われるままに玄関の前に立って調べると鍵を使って開けた。
…え、いつの間に鍵入手したの!?
とりあえず外に出れたからまっすぐ逃げる。
「にぎゃあああ無理!何かさっきより速…てか増えてる!」
立ち止まってる暇が全くなかったからずっとカーソルキー押しっぱなしだった。
最後に門を抜けてエンディングになった。
……あれ、他の三人は?
「ねえ零さん、一緒に来てた友達三人は?」
「途中であの青い巨人に捕まって食われていたぞ」
「マジで!?」
私見てないんだけど…!
【刹見てないとかw】
【だからあのとき絶叫してなかったのか…www】
何で私=絶叫みたいな方程式が…?
あ、いや分かってます。
ドット絵なのに騒ぐ私が悪いんですね分かります。
でも怖いものは怖いんだよ…!
【でもこのゲームってホラーだけどどちらかと言えば…おっと誰か来たようだ】
え、何。
何を話そうとしてたの?
とりあえずもうホラーゲームはやらないと思った。


───
來羅様リクエスト『手塚とホラーゲーム実況』でした。
実は管理人もホラーは苦手だったりします。
…人がやっているところを見る分には全然平気なんですけどね。
なので私が見たことがあるやつで書き易そうなものを選びました。
柳さんがでしゃばった件についてはすいません。



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