「祝・ライブ出演決定!やふー!」
今日はテンション高いよ!
だってライブだよ?
ライブとかもうマジ血が滾る。
何歌おうかなー…てか他に出るメンバーが知り合い率高い件について。
「ライブなのに柳君とか白石君も出るんだ…!実況の人でも呼んじゃうんだね!」
国光君に日吉君、忍足君に謙也君に白石君、財前君に弦ちゃんに柳君、あとは…あれ?
この人って有名な生主さんだよね?
『clover』って人。
主にラジオみたいなことしてる…あとはステミキ使って音をミックスしてDJみたいなことしてる。
なるほど、DJとして呼ぶのかな…いやたまに歌ってるけど。
低音でこう美しさを感じる声というか何というか。
まあ何にせよ楽しみだよね、うん。










「初めまして、cloverです」
ニコリ、と微笑むcloverさん。
…凄い美人だ!
「滝やったんやなあ、cloverて……」
え、何忍足君知り合い?
「cloverさんは氷帝のテニス部、準レギュラーなんですよ」
日吉君が補足してくれた。
へえ、テニス部…ん?
またテニス部か!
「あ、忍足と日吉も来てたんだ。二人と友達?」
「友達というか…まあ、はい」
頷くと可憐な笑みを浮かべてcloverさんが自己紹介してくれた。
「改めまして、滝萩之介です。よろしくね」
「苗字名前です。…滝さんでいい?」
「構わないよ。なんならさん付けしなくてもいいからね?」
滝さんマジ美しい。
さて、ライブかー…柳君達も歌うのかな?
「当たり前だ、今回は財前が全員が歌う曲を選曲、作成してくれるそうだ」
「化粧は俺が担当だよ。衣装は白石と忍足が担当してくれるから」
滝さんが補足してくれる。
……今任せたくない二人の名前が上がった!
白石君は絶対千鶴ちゃんコスとかで暴走するし忍足君は脚フェチだから際どい衣装を持って来そうだ…!
柳君の楽しそうな顔が逆に怖いです国光君助けて。
「苗字、あの二人は俺が見張っておこう。たるんどる選択はさせん」
「弦ちゃん……!」
流石風紀委員、弦ちゃんに任せておけば多分大丈夫!
………だと信じたい。
「苗字ー!こっちの音合わせ来てくれへんか!?光が早うしろって!」
「あ、うん。おけおけ、今行く!」
謙也君に呼ばれて私はその場を離れた。
あーもう忙しいね!
会場を押さえてくれた柳君の手腕には感謝するけどそっから全部自分達でやらなきゃならない辺りがキツイ!
まあお金なんかの負担は氷帝の生徒会長がやってくれたらしいです、実質タダみたいになってるけどこれだけ大きいホールに沢山人来るの?
「苗字さんホンマ遅いっすわ。作曲から何まで手が回らんのやから空き時間作らんようにこっち待機しててください」
うう…ピリピリしてるよ財前君……!
会話しながら片耳にヘッドフォン当てて凄いスピードでパソコン操作してるもんね。
時折手を休めて飲み物飲んだり白玉善哉食べたりしてるけど!
「作詞は他の人にも頼んだりはしてるけど…っし。あと十日で仕上げたるわ………!」
何か…燃えてるね財前君。
聞いた話じゃ寝る間も惜しんでらしいからテンションが可笑しくなってるのね……!
「苗字さん、衣装のことなんやけど…やっぱり統一してやりたいねん。光の曲に合わせて細かい部分は変えていこう思うてるんやけど…」
白石君が真面目なこと言ってる…!
千鶴ちゃん絡まなきゃ普通なのに…!
めっちゃ感激してます。
「服の色もイメージカラーごとに配色変えてこう思うててな、今原案を忍足と考え中や。どれがええと思う?」
「え?そうだね…このスーツみたいなやつでラインが入ってるやつがいいかな?シンプルでカッコイイし」
いくつか描かれた衣装の中から良さそうなものを指差した。
「おん、それやな。他のやつにも聞いてくるわ」
手をヒラヒラと振りながら白石君は歩いて行った。
…うん、白石君目茶苦茶真面目だ!
「名前、少しいいか?」
「国光君!何だか久々な気がする!」
国光君と遭遇、荷物を運んでたらしいよ。
「今回のライブだが、名前が主役らしい。…大丈夫か?」
「あばば…が、頑張る」
「ああ、油断せずに行こう。……財前から聞いたがデュエットも出来る、楽しみだな」
「国光君…!もうマジ愛してる!」
さあ頑張ってライブ成功させるぞー!


───
紫春様リクエスト『ライブ出演(他校含む)』でした。
滝さんが出たのは完璧に私の趣味です、申し訳ありません。
一人頭二言三言だったのも…スライディング土下座!



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