短編 | ナノ
Q.熊と会ったときのリアクションをお願いします。
「えっ、えっとー………?ホンマもんの熊やろ?熊と会うたら死んだフリせんといかんって漫画で読んだような気ぃする……」
※後ろの方では立海レギュラー陣が小声で応援してます。
「あ、あんなに戸惑ってる銀音を見るのは始めてだよね」 「うむ、……しかし幸村。その手に持っているテニスボールとラケットは…」 「ああ、これ?銀音が熊に襲われたらぶつけて、その上で……ふふっ」 「精市が本気の確率100%」 「そういう参謀も手にラケットとボール持っとるぜよ」 「んー……あ、せやっ!」
「お、何か始めたぞ」 「ジャッカル、見えねえから双眼鏡持って来いよぃ」 「俺かよっ!つーか柳が持ってるじゃねえか」 「これは渡せないな」 「だ、そうだ」 「くそ、何で俺ばっかり…」
「………がーおー!熊やぞー!」
「こ、これは……」 「銀音、あれで何とかできると思ってるのかな?」 「クマのプ〇さんの着ぐるみですか…」 「じゃが、流石にあれでは熊も騙されんと思うがの」 「む、熊が銀音に飛び掛かりそうだぞ」 「え、うわあぁっ!!やっぱり熊は死んだフリやないと駄目やったん!?」 「まずいぜ、あのままじゃ……!」 「潰す、ぜ!」 「「「「「「あ」」」」」」
「う、うわああぁん切原ーっ!」 「お前さ、少しは考えないとすぐ頭から食われるぜ」
「…まさか赤也が助けるとは思わなかったよ」 「確かにそうですね…先程までいなかったですし」 「いや、実際のところ赤也が助けに入る確率は97%だった」 「おいおい、マジかよ」 「何だかんだ言って、初めての後輩じゃからの。赤也も大事にしとるんじゃよ」 「最初はあんなに気に食わないって顔だったのになー」
A.立海レギュラー陣によって救助される=リアクションが大きいのはレギュラー陣
金ちゃん姉、無茶ぶりされる
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