おはこんにちばんわ、元気一杯名前ちゃんでごぜえやす。
え、ウザい?
ははは、何のことだかさっぱりだよ!
「田中、どうかしたのか?」
「今日は手塚君とゲームだぜぃやっふぅ!って考えてただけだから」
「そうか、俺も田中とゲームが出来て嬉しい」
はい、手塚君のデレ頂きましたー。
ううん、流石手塚君私のツボを的確に点いて来る…!
流石手塚君パネェ!
せめてこの1%くらい日吉君にデレがないものか。
日吉君最近冷た過ぎて泣きたくなってくるんだよね。
主に私の心が被害者だよ。
別にMって訳でもないからね私。
だからダメージが計り知れないんだ……!
「今日は何のゲームだっけ、マリカ?」
「…今日はモンハンをやる約束になっていたが」
「モンハンかー…私ぶっちゃけ弱いよ?」
「ああ、知っている」
「デスヨネー」
うん、そうだよね。
私散々ゲーム弱いって言ってたもんね!
「ちなみに、田中はどの武器をよく使うんだ?」
「あー…一応ガンランス」
「ガンランスか…てっきり俺は双剣を使うかと思っていた」
「双剣はね、最初使ってたけど何か合わなかったんだ……!あ、そういう手塚君は?」
「ライトボウガンだ」
「へえ…何か意外」
うん、手塚君は何かランス使ってる気がしてたんだ。
万能型万歳!
「とりま最初は何倒す?」
「そうだな…アオアシラはどうだ?」
「ゲーム苦手って人にそうやって……!だけど好きだ手塚君」
うん手塚君やっぱりゲームだと鬼畜!
「うっわ、回避回避!」
「田中、後ろから撃て!」
「ま、待って!回復しないと私死ぬから!」
……うん、何とか勝ちました。
あれだよね、手塚君のフォローがなければ私負けてたよ。
体力もギリギリだし。
「手塚、いるか?…なんだ、田中もいたのか」
「!や、柳君…だと……!?」
あああ、鬼畜様いらっしゃったああ!
「ふむ、モンハンか…ちょうど俺もやろうかと思っていたところだ。参加してもいいか?」
「…ちなみに柳君の武器は?」
「狩猟笛だな」
「使うの難しくない?」
「慣れれば簡単だ。サポートも出来るから打ってつけの武器だと思うが」
「へー…私には無理だね」
「だろうな」
……あれ、何か今馬鹿にされてた?
鼻で笑われたんだけど。
「……弦一郎、お前も早くこちらに来い」
「う、うむ…」
「あれ弦ちゃんじゃんか。何、二人とも手塚君に用事?」
全く、手塚君人気過ぎだよ…!
「真田か、お前もやるか?」
「ああ、そうさせてもらう」
「あ、弦ちゃんもモンハンやるんだ」
「弦一郎は強いぞ」
「嘘ん」
「オトモアイルー無しで普通に古龍を倒すからな、」
「ええええ!マジで!?」
凄っ弦ちゃん凄!
オトモ無しとか何者だよ…!
「弦ちゃんの武器は?」
「スラッシュアックスだ」
「太刀じゃなかった!」
「弦一郎は前は太刀を使っていたぞ、2ndまでだが」
「うむ、3rdからはスラッシュアックスの方が使い勝手が良くてな」
次元が違う……!
「畜生、私が一番弱いのかこの中じゃ……!」
「田中、誰にでも苦手なものはある」
手塚君に励まされた。
うん、そうだよね!
苦手なものってあるよね。
「…ドボルベルクで良いか?」
「柳君話聞いてた!?」
「ああ、聞いていたが。田中、これだけの熟練者がいるんだ、平気だろう?」
えええ…。
柳君マジ柳君。
「…ってあれ、弦ちゃん太刀だけどどうしたの」
「田中が太刀だと言うから変えてみたんだが」
「おおう、マジか」
「マジだ」
弦ちゃんマジ良い人…!
「とりあえずドボルベルクのとこにレッツゴー!」
「ああ、油断せずに行こう」
「ラジャりました」
行く先々にいる他のモンスターを狩って、素材を剥いで、素材を探して…あ、ちょっ柳君蹴らないで!
体力減るから!
「ついにやって参りましたドボルベルクのいるエリア」
「誰に向かって言ってるんだ田中」
読者にですが何か。
とりあえず言いたいことが一つ。
「ポケモンのドダイトスに似てるよね!」
「…田中の思考回路は不明、と」
「止めて柳君。データ取らないで」
「田中、その…俺も似ていると思う」
あああ、ごめん手塚君。
そんないたたまれない目で見ないで!
無理して同意しなくて良いから!
そして弦ちゃんは何か会話を参加しないでドボルベルクに攻撃してるし!
「キエエエェェ!」
弦ちゃんが叫んだ…!
と同時に『気刃斬り』してるし。
弦ちゃん強っ!
ていうか煩い……!
「サポートしよう」
柳君の攻撃力を上げるサポートで更に強くなる弦ちゃんと手塚君と私。
手塚君、凄い勢いで弾変えて撃ってるんだけど。
素早く回避したり。
よっしゃ私も…。
「田中、後ろに回避だ!」
「うっわ、ビビった!」
手塚君が声掛けてくんなかったら確実に当たってた…。
「……防御力も上げておくか」
「何かごめんなさい」
柳君開眼したよね今……うん、本当にごめん。
とりあえず私も攻撃参加しますはい。
「滅びのバーストストリーム!」
「厨二病乙」
「…サーセン!」
無表情で柳君に言われた。
怖い!
ただふざけただけなのに…っ。
「お、何しとるん自分ら」
「へんた…忍足君だ、見たら分かるよ」
「(今、変態って言いかけ…)ん、ああ…モンハンやないか。俺は片手剣使うとるで」
「いや知らんよ」
今私は必死なのさ、ドボルベルクの尻尾にぶつからないように!
「忍足さ…変態さん、此処にいたんですか」
「日吉、自分何で言い直したん」
「事実ですし。あ、モンハンですか…俺は大剣使ってますよ」
サラッと受け流すね日吉君…ってあれ、柳君何やってるの?
罠仕掛けてる?
あ、ドボルベルク嵌めた。
え、柳君?
ドボルベルクの周りにぐるっと大タル爆弾G仕掛けまくってる…!
「……ふむ、」
「え、何してるの?柳君、てか爆弾?」
「全員離れろ。手塚、一つタル爆弾を撃ってくれないか?」
「ああ、分かった」
「あれ、手塚君も冷静なんだけど!?」
「田中さん、早く回避しないと巻き添え喰らいますよ」
「せやで、嬢ちゃん」
えええ理不尽!
やんややんや言われても…。
手塚君のライトボウガンの弾が当たり連鎖的に爆発するタル爆弾。
ドボルベルクに大ダメージを与えたらしくてドボルベルクを討伐した。
「……私、何もやってないんだけど」
「そうだな」
柳君が酷い…!
いやまあ事実なんだけど……事実なんだけどねっ。
「俺達も参加していいですか?」
「せやなあ、俺も何かやりたくなってきたわ」
「よっしゃ、忍足君フルボッコ」
「何で!?」
うん、楽しい楽しい狩りの始まりだ!

───
にくす様リクエスト『オタ事情で大☆モンハン大会』でした。
…モンハン、ですかねこれ。
管理人は弟がやってるのを覗き見たことしかないので書けてるか心配です。
にくす様のみお持ち帰り可能です。


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