親友と羊が可愛すぎて辛い
 

「銀音ちゃんだCー!」
「ぐふっ、内臓飛び出る…!」
天使の愛が痛かった。
まだ立海にいた頃、東京の池袋にある聖地(アニ〇イト)に来る為に電車に乗っていたら知り合いました。
本当天使のような愛くるしさです。
あああ、慈郎君本当に可愛いな!
ほわほわした性格の慈郎君は意外とアニメや漫画が好きらしく、よくメールでやり取りをする、ばばーん。
『跡部と試合でn』
みたいに眠いときは途中まで書かれたメールだったりするけど起きてるときは凄い長いメールをくれます。
「えへへー銀音ちゃん暖かEー」
ぎゅう、と抱きしめてくる慈郎君は可愛い。
可愛いけど後ろから悲しそうな国光君の視線を感じる…!
「銀音、芥川と知り合いなのか?」
「うん、まあ…マイスウィートエンジェルみたいな…あああ、国光君は親友!心の友だから!」
国光君しょぼん…てしてた!
危ない…危ないよこれ。
「あれ、手塚と親友だったんだあ…じゃあ俺と手塚も友達だNー」
ふにゃ、と緩い笑顔を浮かべる慈郎君に国光君と二人で癒された。
何この天使…!
「国光君、慈郎君マジ癒しだよね」
「……っ。ああ、そうだな」
口元を手で隠してるけど輝く目を隠し切れてないよ国光君!
気持ちは分かるけど!
分かるけど国光君ちょっと落ち着いて!
「連れて帰っては駄目か?」
「んーとねー…俺、今日は跡部の家にお泊りの予定だよ?だからまた今度ねー」
真顔で聞いちゃったよ国光君。
それに普通に答える慈郎君。
てか気付いたらテンション低くなってるね、丸井君とやらじゃないとテンション上がらないですかそうですか。
「そういえば時間平気なの?今、三時過ぎくらいだけど」
「多分大丈夫ー…何処にいても樺地が連れてってくれるから」
欠伸をしながら慈郎君は答えた。
…それって大丈夫なの?
「銀音ちゃん、この間言ってたお菓子食べたよー。ふわふわで美味しかったCー」
「ならよかった。あれ、国光君がくれたやつだったんだよね」
「手塚が?手塚、お菓子選びの才能あるよー」
「そんなことはない」
あ、国光君照れてるね!
こういう会話あんまりしないからなあ…慈郎君は素直だから褒めるのも本当のことだから素直に褒め言葉受け取れるんだよね…!
「今度オススメのお菓子俺にも教えて欲しEー」
キラキラした目で国光君を見つめる慈郎君。
「ああ、あまり期待に添えるかは分からないが……」
「やったー。じゃあ約束、……ぐう」
寝た…!
「慈郎君寝ちゃったけどどうしようか国光君……!」
「とりあえず跡部に連絡を入れておこう」
冷静に対処してくれる国光君にキュンと来た。
もう国光君マジ国光君!
かっこ可愛いとかそれ何て俺得?
私将来国光君みたいな人と結婚するんだ……あ、いや駄目だ死亡フラグが立ちましたサーセン。
「跡部には連絡を入れた。あとは大丈夫だろう」
「あれ、放置するんだ…」
「ああ、大丈夫だ問題ない。数分でこちらに着くとだけ言われて通話が切れた」
携帯を仕舞いながら国光君が慈郎君を見た。
「銀音、何か掛けるものはないか?」
「掛けるやつ……あ、パーカーでいい?」
「ああ、構わない」
パーカーを国光君に手渡したら国光君が慈郎君にパーカーを掛けた。
ああああもう国光君の優しさが……!
キュン死にしそうですどうしてくれる。
「……移動しよう、あまり長居をしていると跡部達に絡まれるからな」
「イエッサー!」
ビシッと敬礼を決めた私と国光君は歩き始めた。



───
キリリク110000菓雪様『彼らと彼女のオタク事情の番外』でした。
じろちゃんは天使、正義!
管理人の思いを代行する夢主に番外で絡んでもらいました。
申し訳ないです。



前へ 次へ

 
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -