仁王幼少期ととある駅で遭遇した普通の女の子の話。
多分オチはつかない。







某日、とある駅で。
私は迷子の男の子に会いました。
「え、と……お母さんは?」
「………」
フルフルと顔を横に振る男の子に、私は困った。
「困った、なあ…」
本気で。
銀の髪に、金に近い茶色の瞳。
口元にあるほくろが何処か大人びた印象を受ける。
……多分年的には5才くらいだと思うけど。
「…飴ちゃん舐める?」
「………」
こくん、と頷き私が差し出した飴(イチゴ味)を舐めはじめる男の子。
視線が私に集まっているのを感じながらどうしようかと考えた。
「名前聞いても良いかな?」
「…におうまさはる」
「仁王雅治、ね。じゃあハル君で」
こくり、と頷くハル君の頭を撫でて私は今度こそ頭を抱えた。
……連れて帰るべきなのかそれとも警察か駅員さんに預けるべきなのか…。
「……、おれのことおいてくんか?」
きゅん。
舌ったらず可愛い!




的な感じ。
小さい頃は純粋でした。
主人公もトリップして再会したら既に中学生。
エロっ!
あの純粋だったハル君は何処に!?ってなるといい。
仁王は仁王で小さかった頃のことはあまり覚えてないから主人公をスルー。
でも何か見覚えがある、さて何処でだろう。
なんて悶々考えてたり。
「私、ハル君があんなエロい子になってたなんて知らなかったよ……!」
「飲み過ぎだよ、苗字さん」
幸村と仲良くなって仁王について愚痴ったりする主人公。
幸村はそんなすれ違い二人組を面白……微笑ましいものを見る様な目で見守ってる。
仁王からしてみれば思い出せないからイライラしてちょっと八つ当たりして傷付いた顔を見て自分もショックを受けたり。
「本当はこんなつもりじゃなかったんじゃ…!」
「に、仁王君大丈夫ですよ!私が着いて行くので謝りましょう!」
「柳生……!」
本当はクールじゃないヘタレ仁王の現保護者の柳生は主人公と気が合う為、仁王の話を抜きにしても結構話すので更に仁王は悶々していたり。
「苗字さん、この間話していた本のことなんですが……」
「あ、読んだんだ。表現が独特で引き込まれるよね」
「ええ、教えてくださってありがとうございます」
「あいつに柳生が取られる…!い、嫌じゃ!」
「仁王鈍過ぎてウケるんだけど蓮二」
「そう言ってやるな精市。あいつはあいつで一杯一杯なんだ。察してやれ」
柳さんは幸村のストッパー。
柳さんが止めなかったら無理矢理仁王と主人公を話させたり色々やる。


「柳生うぅぅぅ!俺んこと、嫌いなんか!?」
「まさか。大切なパートナーを嫌う筈ないじゃないですか」
柳生に甘えたがる仁王に若干悲しい主人公。
柳生は事情を聞いているので純粋に上手くいってほしいと思ってます。
仁王は柳生>>>>越えられない壁>>>>>>>>>主人公な脳内だと自分では思っている。
実際は柳生、主人公>>>>>>>テニス部>>>越えられない壁>>>>>その他。






要はすれ違い二人のお話。



設定と軽くお話
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -