勘違いで嫌われる主っているけどそんなものが書きたくて浮かんだネタ。


主人公は女好き。
どの学校でもいいけどとりあえずそこにはトリップしてきた傍観主がいて、神様とかに頼んで『嫌われ主を傍観したい』とか言って嫌われ補正を付けられた主人公が転入してきて嫌われてる話。
でも主人公は女好きだから全くテニス部に見向きもしない。
見た目はボサッとした女子だけど髪をワックスで跳ねさせて男装すると何このイケメン状態になる。
女の子に優しいから徐々に女の子達を攻略していく。
嫌われ補正はただの補正だから行動次第でどうとでもなる。
傍観主はそれに気付かない。
テニス部も気が付けばほだされてる、むしろ逆ハーみたいなものを無意識に構築する主人公。
みたいなお話。



お試し(立海Ver.)↓


今日、私はこの学校に転入する。
父の仕事の都合上引っ越しをせざるを得なくなった私は泣く泣く前の学校から転校しなくてはならなくなった。
……せっかく仲良くなった女の子もいたというのに。
まあこう考えればいいか、新たな女の子との出会いがあるって。
そう気合いを入れ直して私は教室のドアの前で先生に名前を呼ばれるのを待つ。
名前を呼ばれ、返事をして中に入ると残念そうにクラス中がざわめいた。
……失礼な。
名前と何処から来たのかを言いながら私はクラスを見渡す。
そして、レベルが高い可愛らしい女の子を見つけ内心ガッツポーズをした。
窓際の後ろから二番目、フワフワのキャラメルブラウンの髪に優しい香りを漂わせている女の子。
是非お友達になりたいと思って笑った。
その女の子の後ろにいた赤髪の男子には目もくれなかった。
休み時間になれば大勢の女の子達が質問をしてくれる。
そう考えると引っ越しも案外いいものかもしれない、なんて考えた。