ねた帳 | ナノ




It is important whether money is or should not exist.

ハァイこんにちは!
昔から適応能力が高い方の泉李ちゃんだよ!
前回気付いたらタイバニの世界にトリップしてた私。
死活問題が一つ。
住む場所がありません。
えええ…普通はトリップしたらそういう特典って付くよね?
現実って厳しい!
とか馬鹿やってる場合じゃなくて真面目にピンチなんです。
だってさ、今この状況で家ないとか自殺行為だよね?
HEROTVとかあるくらい犯罪が起きてるってことなのどうなのバニーちゃん。
いやバニーちゃんいないけどね!
てか実際に遭遇したのはショッピングモールだけだけど!
「あー、どうしよう。それよりも国光君に会いたい、会わせろやコノヤロー」
国光君に会えないから色々鬱憤が溜まってるんだよね……!
国光君に癒されたい和みたい。
だって国光君は白石君じゃないけど私の中で不動の絶頂な人なんだよね…!
いやマジで。
もちつけ私、とりあえず家よりも先に問題なことがあるジャマイカ。
切実にお腹が空きました。
丸一日食べてないんだ……!
お金がないって辛いね。
私が持ってるのって円だからね…!
確かシュテルンドルだったよね?
そんなお金私が持ってる筈がない。
美味い話がある訳でもないし…お金が簡単に手に入ったら苦労しないんダヨ。
…いやまさかそんなね?
白菜のように恐喝とかしないよ?
私イイコだし。
「良いから金出せや!」
「嬢ちゃんただ俺らに金恵んでくれりゃ何もしねえって」
「そんなお金…」
あれ、何か揉めてる声が聞こえるんだけど。
しかも数人の男と女の子の声。
…女の子を虐めるとか何処の小学生だよ!
全くけしからんやつもいたもんだ、此処は泉李ちゃんが一肌脱いじゃうよ?
声は勿論刹ボイスですキリッ。
「ねえ、お兄さん方。その娘僕の連れなんだ、ナンパするなら他当たりなよ」
「あ゙?何だよ、てめぇ。もやし野郎が指図すんな!」
……カッチーン。
言うにことかいてもやし野郎…?
確かに胸ないし女にしては凹凸ないさ、けどねもやし野郎はないよね?
あはは真面目に泉李ちゃん怒っちゃいそうだよ、てかキレて良い?
恐面のお兄さん方が囲んでるのまだ十歳になるかならないかくらいの子だよ?
いやまあ私も十五歳だけどね。
でもさ、いくらお金を巻き上げる為とはいえこんな可愛い幼女に絡むとは駄目人間街道まっしぐらだと思うわけですよ。
そんな訳で黙ってる私に気を良くしたらしいお兄さん方が付け上がって私にもお金要求してきた。
「もやし野郎も俺らに金恵んでくんねえ?」
「一万もくれりゃ良いからよ」
「だが断る。とりあえず言いたいことは一つだ、今すぐ目の前から消えてくれ。そうしたら怪我させないであげるから」
「…は!?ナメてんのかよてめぇ!」
逆ギレしてきたお兄さん方の内の一人(眉毛なし)が殴り掛かって来た。
…うん、ぶっちゃけて良い?
凄いパンチが軽いし遅い。
白菜と喧嘩して日吉君の家の道場に通って尚且つ弦ちゃんから逃げる為に能力アップした私には当たらんのですよ。
まあ弦ちゃんはともかく日吉君との組み手では常に急所狙われてたし(寸止め)白菜は私を殺る気満々で頭とか普通に攻撃してきたからね。
こんな殺気私には温いわ!
はい通常運転の脳内でサーセン。
とりあえず受け流して地面に倒れた眉無しの鳩尾に踵を落としてみた。
ほら私も女だからね?
こうやって主導権握らないとさ、何があるか分かんないし。
そしてごめん幼女、結構グロテスクな感じだけどこれでも遠慮してるんだ、本当は顔面踏んでやろうかって考えてた。
でもこうしたことでお兄さん方は私をギョッとした目で見てる。
…うん、まあ考えてることは分かる。
今私凄い悪人面してると思うし。
ドン引きしてるよねその顔。
「…ほら、この僕の下で悶えてる眉無しさんを回収して帰ろうか?これにこりたら恐喝とか止めなよ」
「くっそ…覚えてやがれよ!」
うんごめん興味ないや、それより大丈夫だったかな女の子は。
「あ、大丈夫だった?」
「え、あ。その、ありがとうございます」
…失敗したかもしんない。
だって明らかに私に脅えてるし。
「じゃあ私はこれで。今度から変なやつに絡まれないようにね、アデュー!」
キラーン、と歯を光らせて去った私。
うん完璧だ。
後ろで呼び止める女の子はスルーさ!
何かよく考えたらあの娘楓ちゃんだよねって思ったからね!
確かに虎徹さん好きだけどあのままでいたら何か誤解される。
てか楓ちゃん(仮)めっさ可愛かった…!
忍足君じゃないけど私変態になりかけてた!
うんあんな可愛いおにゃのこがいて良いのか?
いや良いに決まっている!
てかそんなこといったら我が校の一年にお下げの娘とツインテの娘いるし。
あの二人可愛い、チアガールの格好で応援の練習してるの見掛けたときは勿論写メったけど何か?
そんなことは置いといて何かデジャヴュってます。
「待て!」
うん、虎徹さんに追い掛けられてる。
…あるぇ、何で?

二回目です。
別名『楓ちゃんと会う』
(お金があるかないかは重要)

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