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皇帝と詐欺師の裏事情 Vol.1

「聞いてくれ仁王、俺はどうやら恋というものをしたらしい」
「…ピヨ、」
いきなり呼び出されたと思ったら何事じゃ、真田。
そして何故俺をチョイスしたんだ。
「そ、それでだな仁王」
「ちょ、ちょっと待ちんしゃい」
「む、何だ」
「何だじゃなか。いつもなら参謀辺りに相談するお前さんが何で今回に限って俺に相談するんじゃ」
「……それは、そのだな。お前のクラスにいるのだ」
「ほー、俺のクラスに真田の好きなやつがのう」
…しかし、真田の好みそうな女子はおらん筈じゃが。
一応何時何処で詐欺が必要になるか分からんからの、クラスメートくらいは把握済みじゃ。
「どんなやつなんじゃ、ちいとばかしなら手伝ってやるきに」
「そう、だな…よく『萌えント』や『ktkr!』と叫んでいるな」
それ、うちのクラスにおったかそんなやつ。
……いや、大抵は隠しとるか。
じゃったら話は簡単じゃの。
「俺にいい案があるぜよ」
ククッただで手伝うとは言っとらんしのう。
ちいとばかしからかってやるナリ。

裏事情第一弾、仁王と真田編です。
まだ仁王のにの字も出ていない連載なのでこれ以上はそのうちに。
真田は…名前は出てますよね、多分←
自分でも把握し切れていません申し訳ない。

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