「いただきまーす! わー、やっぱりケーキって目に楽しくて舌に甘くて最高です……」
「さやかさんっていきなりスイーツ行ける派でおいでだったのね、なんだか敬意を覚えるわ。あたし、先ずはお食事から取ってきてしまったもの。ケーキが一通り納まるくらいに加減しなくてはね」
「パスタとスープは味を変えたいときにつまむ予定なんですよ。わたしがこれ一皿を片付けるタイミングで和風きのこスパと海鮮リゾットが出てくると見ました、エスパーですからね!」
「あら、チェーンだからとたかを括ってはいけないものね。普通に美味しいじゃない、ねえ響子さ…ん……?」
「はにかひら(※なにかしら)」」
「い…いつの間に二皿め…だと……?!」
「霧切さんたらビュッフェ楽しみすぎじゃないですか、もう! ふふっ、お食事とスイーツの同時平行なんて神がかった荒業すぎてわたしだってやりませんよ?」
「……ふう、…だって、色々あるから、目移りしてしまって。……選べ、なくて」
「あらやだなあにこの可愛い生き物」
「ふふん、白雪ちゃんったら今更です。わたしはずっと霧切さんは可愛いと主張していましたよ、どやです!」
「クーデレの破壊力は反則級よ…風紀が乱れるわ、ジャッジメントですの!」
「あなたたち、下らない言い争いはそれまでにしてチョコレートフォンデュ全品目網羅に力を貸して頂戴」
/やっぱりドハマリしてしまった霧切さん