text (風紀巫女SS) | ナノ
ある夜の睦言


◎ピロートークです。事後です。
◎ということで直で致してはおりませんが話題がシモいです。
◎今日も[ Tg ]の風紀さんはいつもどおりです。







「……っん、」

「ああ、白雪……ッ! 気が付いたのだな、…その、済まなかった」
「あやまらない、で。だいじょぶ…だから」
「しかし、…また、僕は加減が利かずきみの気をやってしまった」
「……いいの、なにされても。すき、だもん」
「駄目だ。駄目なんだ、そうやってきみからずっと許されてばかりいたら僕は、……いつか調子に乗ってきみにもっとひどいことをしてしまうかも知れない」















「だったら毎回なにかに取り憑かれたように中に出すのは控えていただける?」
「ぅおっ急に矍鑠としたな白雪…って、否それは無理だ。不可能だ、きみが僕を受け入れてくれると言ってくれた以上、すべてきみに受け取って貰いたいのでな」
「じゃあ数時間単位掛けて全身を舐め回すのだけ勘弁してもらえないかしら」
「無体なことを…きみの身体を隅から隅までくまなく愛したいのだ、何処もかしこも愛しくて堪らないのだから当然の欲求だと僕は考える」
「じ、じゃあ、せめて、せめて…終わったあとは直ぐに抜いて頂きたいのだけれど。つらいの、いろいろ」
「むぅ、白雪……あまり聞き分けのないことを言って僕を困らせないでくれたまえ。出来るなら僕は、一分一秒でも長くきみと繋がっていたいんだ。きみの中に居られるときが一番幸せなのだから」
「っねえちょっと貴方いまご自身が何をか我慢なさっているって仰有るの!?」
「……もう少し蕩けた感じで言ってみてくれないか」
「きよくん別にいま何も我慢してないじゃん! これ以上調子に乗ってなにするってゆうの! ばか! ばかあ!」
「どうしようもない僕に天使が降りてきた……ッ!」
「ってゆか今の状態でひどいってゆわないなら、きよくん視点でひどいことって何なんだよぅ!」
「あー可愛い…可愛いぞ白雪、僕は三国一の果報者だ……。それはそれとして、ふむ。そうだな、たとえば――



……ほら、僕はまだきみに排泄を見せて貰いたいとまでは頼んでいないだろう」
「あらあら、貴方がそれを仰有る日がきっとあたしと貴方との愛が終わる日になるでしょうね」
「そして新たな愛がふたりの間に芽生える日となるのだな、素晴らしいッ! それはまだ措いておくとして「措かないで、永遠に凍結して頂戴そんなおぞましい発案」むぅ、他には…うん、僕は我慢強いがゆえ、きみの月のものの期間にはきちんと配慮をしているよな」
「当たり前よね?」
「……僕個人としてはきみのすべてを余すことなく目にしておきたいわけで「端的に仰有って?」僕はタンポンが羨ましい「聞いたあたしが頭沸いてたわ、御免なさいね」…つまり、これは僕の配慮なのだ。というか別にタオルを二枚くらい敷いておけばとくに支障はないのでは」
「風紀委員の職分として支障しかないのよ。一般にはよくても貴方が言って許されることではないのよ。ただでさえ他所での貴方の扱いってよくてもムッツリだもの。此処までオープンではないもの」
「きみを愛することに後ろめたい思いをする必要があるだろうか?」
「方法に問題があるの」
「むぅ……風紀紊乱は確かによくないことで、規律遵守は意義深いものだ。だがしかし、もう僕は白雪に出会ってしまったからな。風紀委員として在る期間は数年、然れど白雪を僕のものにしておくべき期間はこれより先ずっと、なのだから自ずと優先順位も判然とする訳で。……というか、現状誰にも咎められていないのだから問題はないのではないか?」
「……希望ヶ峰でよかった、と言うべきでしょうね。共同研究なんかの都合もあるから異性間の泊まり込みにも寛容だし、個室にはカメラもないし。お陰さまで風紀委員どのは毎日幸せそうね」
「――ああ、そうだった! 僕はまだ、白雪の部屋にカメラを取り付けさせて欲しいと言うことも我慢しているぞ!」
「何をなさるおつもり?!」
「むぅ、……きみは、忙しいから。僕のほうも白雪に相応しい僕であるため勉学や鍛練、委員会活動などの時間は必要で――あまり、このようにきみと居られていないからな」
「まあ、学生ですものね。あたしたち」
「理由は以上だッ!」
「どうしてそれで言いくるめられると思ってしまったのかが不可解でたまらないのだけれど」
「他にも我慢している事はあるのだぞ、入れたまま寝てみたいだとか」
「」
「きみの身体を真っ白に汚してみたいだとか」
「」
「シャワールームで立ったまま「んにゃー! にゃーにゃーにゃーっ!」……おお、猫の扮装もきっと愛らしいな。非常に興奮する」
「……(ぺち!)」
「むっ、早速の猫パンチだな! まったく白雪の愛らしさは留まるところを知らないな」
「んにぃ…ゆうこときいてよぅ……」
「あああ…めそめそしている白雪……なんて可愛らしいんだ……!(現在の彼女が耐えられそうな範囲に限って話してはみたが、そのうち今の案も受け入れて貰えるだろうか…よし、頑張ろう!)」


//20140216

こんなになるまで風紀さんを甘やかした有栖川さんが悪いんですよって話。
何度も申しておりますが拙宅の石丸くんは直情径行でいっぱいいっぱいな自分、というイメージを若干笠に着ているくらいには頭のよいひとです。そうすれば巫女に構って貰えることが分かっているためです。まーさーにー清濁併せのむ恐るべきヤンデレです。
そして巫女とやりたいことは今回お話したぶんの五十倍くらいありますほんとは。でも流石に顔の上に座ってほしいとか巫女装束を汚したいとか電動歯ブラシ使いたいとかまでは言えなかった。そんな感じです。きっとヤンデレの集いではオープンにぼやいていることでしょう。

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