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Setting



※初見バイバイも甚だしい文字数ではあるのですが、なにぶん一般ウケしない作風と設定なので恐縮ながら一読お願い申し上げます。
(すべてお目通しいただけたら裏テキストのパスワードが分かるようになっております!)

〇超高校級の"巫女" 有栖川 白雪
(デフォルト名 有栖川 白雪(ありすがわしらゆき))
150cm/39kg 胸囲75cm

 水蜜桃のように柔らかい桜色の頬、常に笑みを湛えている純和風の顔立ち。それにそぐわぬアメジストを思わせる深い紫色の瞳と、緩く波打つ淡い亜麻色の髪は自前のものである。不揃いのショートバング(一番長い部分でも眉にかかる程度)、全体的な長さは肩口からさらりと落ちる程度のセミロング。しばしば「森の妖精さん」と形容されるが断じてパンツ一枚でレスリングをする哲学的なほうではない。原意のそれである。
 制服の着こなしは楚々淑々と。膝が隠れる程度のスカート丈に黒タイツ、素材を活かした薄化粧は乙女の嗜み。

 基本的に怒らない泣かない許容と抱擁のひと。芯は無いようであるらしく譲れない一線においては笑顔で一歩も退かない強かさも持つ。ふうわりふうわりと笑みながらもわりと言いたいことは言ううえ、後述の才能ゆえ耳年増よろしくえげつない発言もちらほら。このテの性格持ちにありがちな「裏」や「翳り」は殆ど無く、素でこのキャラクタを通している。
 エレガントで物腰柔らかな立ち居振る舞いが常の様相。お辞儀は深くとも45度以上下げ過ぎないことを心得ており、食後は清潔なハンカチで楚々と口元を拭う。また、とあるひとつの動機のためだけに成績は学年二位を死守し続けている秀才でもある。後述の才能のお陰で座学はほぼ例外なく強いものの、一般に受け入れられ難い芸術センスを付与されているのが致命的か。

 近年、国内有数の規模にまで発展を遂げた宗教結社にて一子相伝の"巫女"として数多の信者から崇められる存在。この結社が母体となった政党が存在し、連立与党として国政に関与している。各地に支部が存在し、希望ヶ峰学園関係者の中にも信者は少なくない。
 有栖川は完全記憶能力を有しており、自身を擁する教団の聖典のみならず現存するあらゆる宗教関連の書物・教書を自在に暗誦できる。また、一応それなりに自衛の要に迫られる立場であるがゆえ功夫に少々通じている。大神・戦刃に太刀打ちすることは不可能であるが、終里とのストリートファイト程度であれば軽くいなせる模様。

 自他ともに認める石丸の嫁。片想われの時期が長いように見えるが何を隠そう学年二位キープの理由が「だって首席の彼と堂々と並べるじゃない、しかも特大フォントで」である辺りお察しである。最近ちょいちょい片鱗が覗える執着も盲愛もまるっと甘受する器の大きさは彼限定である。
 また、舞園・霧切とは「有栖川サンド」と名づけられる程度には親密な交友がある。特に霧切とは在籍していた学校が同じであるため編入前から親しかった模様。能力の利便性からメモ帳兼助手として連れ回されていた過去があり、流れでDSCにも登録させられているが更新を怠っているため初期状態のまま。

 一人称「あたし」、明治大正の女学生めいた所謂「てよだわ言葉」なお嬢さん喋り。クラスメートに対する呼称は同性であれば名前+敬称、異性であれば苗字+さんで統一するが、唯一石丸のことのみ(本人からの強い要望を受けて)「清多夏さん」とファーストネームで呼んでいる。
 また、すました平生の振る舞いからは想像もつかないが素は非常に幼く、ひどく狼狽した折や寝起きなどにそれが垣間見られることがある。余談だが、その際のみ聞かれる「きよくん」という呼称が石丸はいたくお気に入りである。


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●お相手について!(捏造設定説明)

・公式が認める文武両道ハイスペック、超高校級の"風紀委員"こと石丸清多夏くん。学業成績は全国基準で見ても最高峰レベル、スポーツも個人・集団の別なく人並み以上にこなす。着やせするタイプ(公式アンソロ表紙より)。
 おおよそ学校で学べることにおいて苦手分野は全くないが(そしてそれって普通にすごいし最早凡人ってレベルじゃないと思うが)本人は非常に謙虚であり、日々鍛錬を怠らない。

・ところで。学業成績トップということは、当然現代文あたりの「文脈から状況を想像する」「比喩から心情をはかる」といったことにも長けていないとまず無理なわけで、ふだん彼が対外的にあんな(賢いチンパンジー参照)なのは無意識的なキャラ付けであると思われる。実際は洞察力や理解力、分析力に優れた油断ならない人物。
 平生はそんな面をおくびにも出さず(というか本人自身が気付いてない)猪突猛進な朴念仁を貫いている。ときどきナチュラルに下衆い。実は生活力もあり一人で何でもできる人。意外と心に余裕がある。

・中3のころ、実家の借金問題で行き詰った両親が一度だけ相談に向かった宗教結社で有栖川と出会う。その後、入信はしなかったものの相談でふっきれたのか家はいい方向に持ち直し、希望ケ峰入学後半年時点で借金は解消している。くしくもこれは石丸本人の天才コンプレックスが解消したタイミングでもある。ちなみに彼が希望ケ峰に編入したのは高校3年時途中からという設定。……さくらちゃんとタメだろ多分?(考察が適当)
 その後、学園にて有栖川と再会。なんやかんやあって(馴れ初めはそのうち…)晴れて結ばれ今に至る。現在「クソヤンデレにハイスペックを付与した結果がこれだよ!」を如実に体現中。
 なお、モチベーションが上がったからなのか否か知れないが有栖川と付き合う前と比して成績は寧ろ上がった。このあたりも末恐ろしさに一役買っている。

●風紀巫女の関係性について!

・もはやカップルというより夫婦の域。ただし纏うオーラは新婚のそれ。学年どころか学校中がお察し。実家も公認。
 Q.不純異性交遊ではないのですか? A.彼女への想いは紛うことない純粋な愛情であるためノーカンです

・有栖川ひとりが彼にとって超法規的存在。理性でどうこう問答するより先に本能で欲してやまないのだとか。
 風紀委員とて一男児。意外と手は早かったようです。恋人モードのスイッチが入ると途端にスキンシップが増えるようです。
 それと同時に有栖川以外の異性に対しては何らかのフィルタがかかったようで、接する際に多少何かあっても赤くなったり狼狽えたりしなくなったようです。

・翻って有栖川に対しては、平生の自分のイメージを無意識的に利用している節があります。
 とりあえず真っ赤になって泣いたり取り乱したりしておけば有栖川から構ってもらえると分かっているのでそのあたりを笠に着ているところが若干(?)あります。
 明るさとオープンさであまり目立ちませんが末恐ろしいヤンデレ気質でもあり、片想いの時分からえらいこっちゃ状態でした。
 有栖川のろりろりしい素がだいすきで、普段こそ面倒を見られているものの、本当は自分のほうから甘やかして囲ってしまいたいと考えています。
 
●希望ケ峰学園78期生について!

彼らは2年生です。
 深い意味こそないのですが、風紀巫女が交際し始めてから少なくとも1年は経過したあとの時間軸の話だということです。

[Tg]の舞園さん・霧切さんは苗木くんを巡った鞘当てを繰り広げません。
 二人にとって苗木くんは公共物のような存在です。愛でるもの。悪戯めいた小競り合いこそありますが恋愛感情からくるものではないようです。その代わりにこの二人同士の繋がりが原作よりずっと密です。基本的に[Tg]のテキストは風紀巫女にこの二人が絡んでいくコミュニティを中軸として展開されます。

石田は存在しません。
 石田くんは論破原作の条件(入学してからの一切の記憶を奪われた時点からスタートしたことで人格面での成長がリセットされた状態、且つ大和田くんに短時間で過剰に依存してからの喪失)を満たした場合のみ登場する存在だと解釈しています。そのため、学園生活を通して多様な価値観を認め受け入れ、且つ自分を貫くことを学んだ[Tg]世界観の石丸くんは何をどうしても石田くんにメタモルフォーゼできっこないのです。そもそも大和田くんに依存する前提が存在しないということです。
 ついでに大和田サンドについて書きますと、原作が兄弟+ちーたん、な構図であるのに比して[Tg]の彼らはどちらかというと2章コンビ+石丸くん、の構図です。とはいえ大きく括れば三兄弟です。苗木くん加えてワンチャン四兄弟まであります。

個々の抱える暗い側面が大体解決しています。
 最も大きいのが江ノ島盾子さんが絶望に飽きたことです――そのうちどこかで書くかも書かないかもしれませんが、松田先輩がくっそ頑張った結果です。飽きっぽさや彼氏・姉いじめを嬉々として行う妹様スピリットこそ変わりませんが、普通に78期生としてカリスマギャルとして忙しくしておられるようです。ここで大切なことは、「飽きた」ということは途中までは(前略)絶望計画は進行していた実績があったということです。何が言いたいかというとダンロン霧切は途中まで進行したため霧切さんの手袋ネタは生きてるということです。
 そして当然のように戦刃むくろちゃんも一緒に78期生してます。そういえば[Tg]の霧舞は苗木くんほっといて二人で(もしくは有栖川加えて3人で)いちゃいちゃしているので、代わりにむくろちゃんをちょっと苗木くん寄りに振り分けています。
 不二咲のちーたんも学園生活の中で真の意味で大和田くんと強さ弱さを確認し合い、彼なりの強さを見つけています。メンバーへの慣れも手伝って、[Tg]テキスト時点での彼は原作よりだいぶん男らしくなっています。
 十神さんもだいぶん丸く書いています(体型な意味ではない)。授業関係のことだと石丸くんや有栖川、不二咲くんとか霧切さんたちとわりと対等にお話してくれたりもします。クラス行事にも参加するしハブられるとそれなりに寂しがったりもするようです。

 そのほか、桑田くんが普通に野球への愛着を持っててプロやきうに詳しかったりセレっさんと山田くんが対等にレスバトルする気安さだったりなどなどさまざまマイ設定はありますが、一先ずご承知いただきたい点についてはこのような塩梅です。ちなみにジェノサイダーに関しては有栖川の感知し得ない(というかあれが開示されたのはきっと原作のあの状況下だからこそだと思われる)領域なのでハナから設定しておりません。

●希望ケ峰学園77期生について!

・日向くんは予備学科にいますが才能コンプ拗らせてないです。
 ひょんなことから本科77期生それぞれと縁を持ち希望のカケラをはぐくんだのが運の尽き、すっかり常識人ツッコミポジとして重宝されるようになり楽しく過ごしているようです。
 ついでに予備学科について書きますと、設定は変わりませんが本科生からの評価はそんなに悪くないです。普通に希望ケ峰が学業成績優秀だっていう箔付けにもなるしね。

・誰も絶望してません。
 と言っておけば現在進行形で放送中の絶望篇で何が起ころうとわれ関せずでいられると思いました(最低)。

●そのほか捏造設定etc

・数限りなくあります。「ぼくのかんがえたさいきょうのきぼうがみねがくえん」だとでも思ってぬるく読み飛ばしていただければ幸いに存じます。
 SS部屋などで追々、設定まとめを兼ねた文章は載せていきたいなーと考えています。


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※裏テキストは18歳以上の方のみ閲覧可とさせて頂きます!
pass:スーダン2のミニゲームで明らかになった風紀さん愛用のパンツの名前は「○○のブリーフ」でしたよね!(ローマ字6文字)

last updata 20160719