メタい風紀巫女@ 「さて、罪状は理解できているかね」 「今一つよ、清多夏さん」 「……よかろう、座りたまえ」 「(椅子にちょこん)」 「其方ではないだろう、白雪。ほら、膝に」 「ええ……?」 「よしよし(なでなで)――ということで、だ。話は他でもない」 「?」 「最近えらく女子贔屓ではないか、と僕は言いたいのだ」 「あら遠慮なくメタメタしいわねえ」 「今更だろう、話をはぐらかすんじゃない。……何だね、きみは僕と過ごすのが嫌になったのかね?」 「んぅ?」 「(かわいい)最近やたら舞園くんが取り沙汰されているということはつまりそういうことなのではないかね」 「……でも、基本あたしは清多夏さんと一緒にいるでしょう?」 「確かにそうだが」 「それではいけなくて?」 「それは僕の中では至極当然のことなのでそもそも脅かされるべき前提ではないのだ。――それに何だね、最近は別の世界のことまで取扱い始めているらしいじゃないか。海賊など…ただの暴徒ではないか。僕が直々に粛清してやりたいほどの案件だぞ」 「やめましょう清多夏さん、いけないわ管理サイドに口を出しては。所謂くぅ疲は傍目にも痛々しいものだとしか映らないわ」 「聞けばそちらの"彼女"は複数の男を相手取る可能性があるのだというではないかッ! 不純だ、風紀が乱れる! 断固として受け入れることなどできないッ!」 「あのぅ」 「なにがVSだ、三つ巴だ! そんな風潮が僕たちの希望ケ峰にまで流入してみろ、かくなるうえは僕も強硬手段を取らざるを得なくなってしまうではないか!」 「……あ、あー、それが心配だったのね、清多夏さん」 「約束してくれ白雪、きみには僕だけだと……今後一切他の相手との分岐を匂わせることなどしないと今ここで誓ってくれ、できるね?」 「――……えーっと、」 「うん? 聞こえないぞ。……誓えるな? 白雪」 \控えおろう!/ \俺たちの手で新しい選択肢を創っていくんだ!/ \なんか楽しそうなのでわたしも参加しちゃいます!/ \莫迦なことやってないで帰るわよ舞園さん/ \ふにー(ドップラー効果)/ 「――……所詮あたしは、巫女だから。神の見えざる手に逆らうことはできないわ。だけれど、あたし一個人としては、とうにあなたにすべて捧げている心算でいるのよ。未知のささいなifであっても、すべてね」 「嗚呼、白雪……ッ! よかった、ずっと僕だけのきみで居てくれ……!」 「(正解?! 正解選べたわよねあたし?! よかったぁー……!)」 まちがった受け答えをした瞬間どろどろ監禁ルートでした comment:(0) 2016/08/18 (14:08) [back] |