超高校級のやきう選手がプロやきうを語る@ 「むうん、カープ優勝は持ち越しですかね」 「あすは黒田が満を持して登板とのことだし、広島ファンとしては願ったりでしょう」 「手っ取り早く決まった方がほっとしそうなものだが…ファン心理とは複雑なものだな」 「そーなんだよなァ」 「あら桑田さん、珍しいわねえこの時間に」 「もう隠しようもねーし開き直ったわ。食堂のでっけー画面で野球観に来た」 「どうぞ桑田くん、お茶です」 「サンキュー舞園ちゃん。……やー流石は男村田、初回3ランは痺れるわ」 「やっぱり桑田君もカープ優勝は明日に持ち越したい人なのかしら」 「まァ別にオレは何所の球団推しっつーわけでもねェけどな、強いて言うならオレを一番褒め讃えてドラ1で採ってくれるトコ推し」 「相変わらずすがすがしいほどの俗物だな、君は」 「何度でも言うけどイインチョにだけは言われたくねーかんなそれ。……でもアレなんだわ、カープって久々の優勝なんだよな」 「そうねえ、リーグ優勝は確か25年ぶりだっていうかしら」 「市民球団だしよ、最近は半分ネタみてーな感じで広まってっけどやっぱファンが根強いンよな。そこいくとな、なんつーかこう、折角なら直で勝って優勝! って決まったほうがスッキリすんじゃねーか」 「ですね、巨人が負けてわーい優勝、とは素直に喜べないかもです……」 「そうなんだよ、なかなか神宮でビール掛けっつーのも気が引けっしよ」 「……随分と親身なのだな、桑田君」 「プロ野球は言うても興行、ファンありきだからよ。……ヤ、別にファンのためとかそういうんじゃねーけど?! オレが後々球界のスターになる時キャーキャー言ってくれるファンは居てくれなきゃマズいっつーだけの話でな?! アハハハ!」 「…」 「…」 「…桑田君」 「な、なんだよオメーらみんなして真面目な顔すんのやめろアホ!」 「なんていうか、桑田君も畢竟、仕事人間なんですよねえ……。お菓子もどうぞ」 「え、えー……? なんかあざっす舞園さァん……(むずかしいかお)」 * うちの桑田君はわりと人間できてるツッコミ役です。多分に俺新訳の影響を受けております。 その影響でTg舞園さんは桑田君にもわりと好意的です。でも霧切さんのほうがもーっと好きです。なので桑舞にはならない。 comment:(0) 2016/09/09 (20:45) [back] |