→[更新] /ほんとはもうちょっとprprさせたかった
「どうしましょう、お母さま」 「茉莉夏? あらあらどうしたの、そんなに頬を上気させて」 「私、気になる人が出来てしまったかも知れません…きゃーどうしましょう恥ずかしい! 一目見て急に気になってしまうだなんてそんな、お人柄も知らないのにはしたないって思われてしまったらどうしましょう!」 「落ち着きなさい、向こうでお父さまが頭を抱えておいでなのよ」 「……ま、茉莉夏…父さんは複雑だぞ…」 「そ、そそそそんな! 別にまだそんな、す…好きとかって決まった訳じゃありませんから! ちょ、ちょっと格好いいなーって…優しくって笑顔がきらきらしてて、王子様みたいで素敵だなーって、思っただけで」 「素敵だと言ってしまっているではないか」 「はわ?!」 「否、なにも父さんは四角四面にお前の恋愛を否定しようなどとは思っていないのだぞ、茉莉夏。父さんとてこの学園で運命の出会いを得たのだからな」 「うふふ、そうよね。思えば最初はどうなることかとはらはらしたお二人だったわ――貴方と、大和田さん」 「え、違っ」 「ねえ茉莉夏、そのかた…お名前とか憶えていないの?」
「忘れもしませんっ。和泉さんです、――狛枝、和泉さん」
「やめろ!やめるんだ!!早まるんじゃない茉莉夏!!!うわああああああ!!!!」 「お父さま?!」 「こ、こら! 落ち着きなさいな清多夏さん!」
***
うん、和泉くんには風紀さん要素あると思います、しかもいかんほうの! 狛枝さんは「愛するひとのためにすべてを擲つ、その結果いろいろうまくいく(いかない訳がない)」タイプ、風紀さんは「愛するひとを愛するために一先ず地盤を固める」タイプだと思います。って考えたら和泉きゅんは後者かなーと 狛枝さんは精神的に籠絡しきるタイプ、風紀さんは愛さない言い訳をさせないタイプ。そして ど っ ち み ち 愛 さ れ た 側 に 逃 げ 場 は な い
今回裏側書いてて茉莉夏けっこうあたまのよわいこだと確信しました。 風紀さんの原作っぽさ(勉強のできるバカ)をまんま踏襲してる感じでお願いします。裏口癖は「きゃーどうしましょう!(*>∀<)」でいきます。そりゃ王子様と運命的な出会いを果たせばこうもなるよなあ… でも19まで純潔を貫きたい主義だそうで。実は巫女、そのあたりの事情に関しては子供らにひた隠しにしております(やっぱり少々うしろぐらかったらしい)。嘘は言ってない、黙ってるだけ。 これ大人なぎまりちゃん+大人風紀巫女での保護者会とかわたし書いちゃっていいのかなあ……
01/19 (23:55)
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