memo | ナノ



→[雑談] /※今日の更新がなかったのはこの一件とは特に関係ないです疲れてただけです


でも いやです ごめんなさい!(´>ω<人)

正当な表記でないことは百も承知です、一応わたくし本業は国語科の教員ですので勿論そのあたりの認識を曖昧なまま使っているわけではありません。女性の一人称は本来であれば「わたし」「わたくし」を用いるのが正しいということは存じております。

しかし、それでも弊サイトでは敢えて夢主の一人称に「あたし」を遣わせて頂いております。
切実な理由があるわけではありませんが、今回この件で此方が折れて一人称を改めざるを得ないのであれば即刻テキストを書くのを取りやめる程度には主義を以て取り決めております。なにぶんただの趣味で行っているサイト運営ですし、そもそも拙宅に掲載しているものを小説であると言い張る心算も此方にはございません。ただのテキストです。
具体的に理由を述べよと仰るのであれば幾らでも並べますが、一言で要約するのであれば「キャラクター付けのため」の措置であるとご理解頂ければ幸いです。

ひとつには、上品さを下げる意味合いがあります。
恐らく今回コメントを下さった方は一、二本ほど拙宅のテキストにお目通しくださったうえで「一人称が受け付けない」とお申し出になったかと拝察しますが、お分かりのように拙宅巫女夢主の口調は少々気取った風に演出して喋らせております。日本語力がご堪能であるがゆえのご指摘であったかと思うのですが、そうであるならご理解頂けると信じております。あの口調で一人称が「わたし」「わたくし」であるのと「あたし」であるのとではキャラクタ造形に差異が生じて参りますよね? 
夢主は決して生粋の令嬢などではありません、あのような立ち居振る舞いをとるのは完全に彼女自身の判断です。しかし、その振る舞いが寸分違わず彼女に居着いているかというとそこはやはり高校生、精神的に熟達しきれていない部分はどうしても目立ちます。そのようなミスマッチ、ずれの部分を拙宅では一人称を敢えて崩すことで読者の皆さまにキャラクタをご理解頂こうと考えております次第です。何処か蓮っ葉な感じのする「あたし」という響きが、書き手の蕗自身かなり好きだなと感じているというのも勿論ございますが。
ちなみに巫女夢主が改まった場できちんと巫女として振舞う短篇オムニバス「PRETTY LITTLE ROMANCER」のほうではオン・オフの切り替えを表現するために特定のシーンにおいて一人称が「私(わたくし)」になっております。一話をご参照頂ければ分かり易いかと存じます。

ということで色々書きましたが別にわたくし無知ゆえ日本語を誤用しているとかではなく意識してこうしているので改めろって言われるともう別箇に世界観からまっさらにして練り直す以外なくなってしまうのでできればご勘弁願えればなあと…思います……ふええ
蕗の日本語能力なり文章力描写力の乏しさなりはテキストから一目瞭然だと思いますので(テキストというのも最近恥ずかしいのでもう「文字並べてるサイトです」って名乗ろうかなって思ってます)、ぜひぜひこんなうんこサイトのことは忘れてランキングのほうからすてきな他サイトさまに行かれてくださいです…石丸くんお相手のサイトなら山のように見つかると思います、もうTgのことは悪い夢だったと思ってください(´・ω・)
二次創作の世界には「見ない自由」が当然のように存在しています。その自由を思う存分行使しちゃってください! でも、よければ趣味嗜好って本当に個人の好きずきなので、「自分が嫌いだからこれは全部だめだ」という否定の仕方はしないでもらいたいな、と思います。発言することで(いくらそれがあなたの中で「正当な指摘」であるからといって)、それを好んでいるひとたちがどう感じるかな? と考えて頂けたらそれはとっても嬉しいなって蕗は思います。

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不朽の名作『めぞん一刻』で、最初は主人公憧れの存在であった響子さんが中盤以降で一人称の多くを「私」から「あたし」に変えるんです。
雲の上の存在から、等身大になったような。弱みというか御しやすさというか付け入りどころというか、そういうものを感じるような。そういうニュアンスを感じられるから、わたしは「あたし」がだいすきです。




03/18 (04:19)


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