05


そして、いつだって、笑いながら言うんだよ

「俺が強くなって、皆を守るんだ!誰も泣かなくていいように…、な、残夏?」

あぁ…、またこの会話を次の僕はできるのだろうか…
かすれていく視界と朦朧とした中で思う

次の僕は、どうかもう彼を泣かせないで
そばで見守るだけで構わないから
だから、もう彼が理不尽に泣かなくていいように…

「わ…た…ぬ…き……、ごめ…ん…ね…


 〜続く〜




*prevnext#



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -