04



そして、僕は再び深い眠りに落ちていく
次に目を覚ますのはちゃんと今の僕だろうか??
次の僕もちゃんと彼の傍にいられるだろうか?
瞬きを1つしたその瞬間、久しぶりに視えた

泣いてる彼の姿、そうか、僕はまた君との約束を…

数日が過ぎてそろそろ限界のように体が重くなった
僕は重くなるまぶたに耐えきれないまま、ゆっくりと眠りに落ちていこうとする
過去の僕が彼とした約束は、ほとんどが果たされないまま転生を迎えてしまった
今回の約束もまた、僕が転生するころに今の彼はなくなってしまうのだろうから…

「また、約束守れないのか…」

薄れていく意識の中でふいに会話が聞こえた

「僕は、そばで君を見守れればそれでいいんだよ。」
「うわーwwそれ、女相手に言うセリフだろうーwwwお前、マジかわいそうだなっww」
「うゎ〜、君だけには言われたくないんだけど〜☆」
「なんだ、ケンカ売ってんのか、売られたケンカは買うぜ!!強くなりたいしなっ!」
「はいはい、そう言って豆タヌキの君が僕に勝てたことがあった〜??w」
「人間の状態で戦うにはリーチの差が卑怯すぎるだろう!?てか、まずお前がでかいのがいけないんだっ!!」
「それ、遠回しに自分がちっちゃいって認めてるよねww」
「うるさぁいっ!!俺は、でかい男になるんだっ!!!!」

幸せな会話、何度も転生してきた中でも何度もしてきた会話


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