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「#エロ」のBL小説を読む
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普段眼鏡をかけてる奴が眼鏡を外すとなんかもの足りない パーツが一個足りない気がする





「ぐっ!!たった五人に何をしているかァ!!さっさと片付けろ!!」


あとは銀ちゃんと新八に任せ、私らは雑魚どもを蹴散らしていく。


「銀ちゃーん、新八ィィ!!」
「あとは頼みますぜ」
「ここまできて、負けんのはゴメンだぜ!」
「お妙さんを、俺達の意志は任せた!!」
『いけェェェェボケェェェ!!』
「「「「『決着つけろォォ!!』」」」」


負けたらフルボッコだからな!


「おじい様、これは遊びではありませんぞ。どうか真剣に」
「わーっとる。これもカワイイ孫のためよ」


先に動いたのは、九兵衛とジジイ。


「「いざ参る!!」」


高く飛躍した二人に銀ちゃんと新八は木刀を構える。


「いくぜぱっつぁん」
「はい、銀さん」


ジジイと銀ちゃん、九兵衛と新八が攻防する。銀ちゃんはともかく、新八お前もやればできるじゃないか。いつの間にか強く…。


「ぶっ!!」


なれる訳ないかそんな急に。


「新ぱ…!!ぶっ」
「ほいほい!よそ見しとる暇はないぞい!!」


ぶっ飛ばされた新八に気を取られてる隙に銀ちゃんはジジイの攻撃を食らう。


「奪った!!」


ヤバい新八の皿が割られる!!

ーーーーブン.


「!!」


後ろに倒れ手をついた銀ちゃん。空ぶったジジイをバク転する勢いで蹴り飛ばせば、ジジイは攻撃しようとした九兵衛の顔面に股間を強打。

ありゃ双方に精神的ダメージと肉体的ダメージがきたわ。


「新八ぃ、しっかりしやがれ。まさかテメーまでフェミニスト気どってんじゃねーだろうな」
「うごをを…ホントに女!?力も身のこなしも並の男じゃ敵わないよ、アレ」
「今さら実力差に気づいたところで遅い。そちらの男は使えるようだが新八君…君は完全にお荷物のようだな」


股間抑えて悶絶するジジイは九兵衛に踏みつけられるも復活。そのまま戦闘不能になれば楽だったんだけど。


「大将の小僧がやられれば勝負は終わり。しかし兄ちゃん、お前がやられても小僧一人では勝負は決したようなもの。この勝負、荷物を抱えて勝てる程甘くはないぞ」


構える銀ちゃんと新八の周りを走る二人。あまりの速さに新八は目も開けられず、銀ちゃんが叱咤するがそのうち木刀を弾き飛ばされた。


「あっ!!」
「動くな!!」


ーーーードカカッ.


「ぐふっ!!」
「銀さん!!」


木刀を取りに行こうとした新八を庇い、ジジイと九兵衛二人の攻撃を受けた銀ちゃん。丸腰の新八を庇いながらは防御で手一杯だろう。


「お笑いじゃないか新八君。姉上をとり返そうと仲間をひき連れ乗り込んできた君が、一番の足手まといとは。君はなんとなくわかっていたんじゃないのか。どんな無茶をしようが結局、最後は誰かが助けにきてくれることを。誰かが何とかしてくれる、そう思っていたからこそ、勝ち目のない僕に戦いを挑みにきたんじゃないのか」


闘いながら口のまわる坊ちゃんだな。


「君は昔からそうだった。誰かの陰に隠れ、誰かに護られ、君を護る者の気持ちなど知りもしない。その哀しみも背負うものも見ようともせず、ただ、すがるだけ。妙ちゃんの顔に何故あんな偽物の笑顔がはりついてしまったか、君にわかるか。それは新八君、君が弱かったからだ。君に妙ちゃんの哀しみ、苦しみを受け止める強さがなかったから、彼女は自分の弱さを隠そうとあんな仮面をつけてしまったんだ。僕が妙ちゃんの隣にいれば、こんな事にはならなかった。僕は妙ちゃんに本当の笑顔を取り戻す。君に妙ちゃんは護れない。護る資格もない。彼女を護れるのは、僕だけだァァァァ!!」
「銀さん!!」
「…ねーよ」


とうとう膝をついてしまった銀ちゃんだったが、よろめきながらも再び立ち上がる。


「しったよーな口をきくんじゃねーよ。テメーにコイツの何がわかるってんだ」


九兵衛を睨め付ける銀ちゃん。


「テメーがコイツを語るな。テメーなんぞにコイツを語ってもらいたかねーんだよ」


全くもって、その通りだよ。

ーーーーフッ.


「!!」


ジジイが銀ちゃんへと木刀を振るう。

ーーーードン.


「しっ…」


ーーーーゴシッ.


「新八ィィィィィ!!」


銀ちゃんを庇いジジイの攻撃受けた新八は、屋敷の中に突っ込んだ。


「新ぱっ…」
「行っても無駄ぞい」


銀ちゃんの前に立ちふさがるジジイ。


「大将撃沈。これで終わりじゃ」


九兵衛が新八のもとへと向かう。


「馬鹿言ってんじゃねーよ………じーさんよ。アンタの孫は護りてー護りてー自分の主張ばかりで、テメーがいろんな誰かに護られて生きてることすら気づいちゃいねェよ。そんな奴にゃ、誰一人護ることなんてできやしねーさ」
「………アレ、兄ちゃん木刀は?」


いつの間にか手ぶらの銀ちゃん。


「あれれ〜。どこいっちゃったんだろ〜」


屋敷の中から、新八の怒号が聞こえた。

ーーーードゴ.

続いて吹っ飛んできたのは九兵衛。


「きゅっ…きゅーべーーーー!!」


目かっぴらいて仰天するジジイ。銀ちゃんの木刀は新八が持っていたのだ。


「……新八、テメーにはよく見えるだろ。護り護られる、大事なモンがよ」
『新八!!』


一応回収しといた眼鏡を新八へと投げる。


「ありがとうございます、架珠さん」


裸眼であそこまでできたんだから頑張れよ。


「これでよく見える」


よっしゃこっからだ!


next.

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