一度ウォシュレット使うともうそれ以外のトイレはなんかもうダメ
「!!」
「オッ…オイ、アレを見ろォォ!!」
『バッ…バカな』
私らは銀ちゃんの頭を見て目を見張る。
『銀ちゃんの天パが………
サラッサラッヘアーに…』
「…っていうか髪型変わってんじゃねーかァァ!!」
銀ちゃんの髪型は確かにサラッサラッヘアーなのだが、なんかどっかで見たようなキノコスタイルだった。キモすぎる…。
「ウソ?ウソでしょ、ちょっと…」
無言でお妙が鏡を見せる。
「うおおおおお!!サラッサラッじゃねーか!ベタつかないパサつかないじゃねーかァァ!!」
それは手入れによるんじゃね?
「ヤッホーイ!これで雨の日もクリンクリンにならなくてすむぜ!」
「喜ぶ前にヘアースタイルを嘆け!!」
銀ちゃんサラッサラッなら髪型は厭わないわけ?
「アッハッハッハッー。見たかい、これがドリームキャッチャーだ!!夢幻教を信じる者はこの力が手に入るんだよ!!みんな夢が叶うんだよ!!」
えー…マジかよ。
「一体どーゆうことコレは?」
「なにか絶対種があるはず。ねェ銀さん」
「何か御用があればなんなりとお申しつけ下さいハム様」
「いやハムじゃないから。トムだから」
「おいィィィ!!」あっさり寝返りやがった!
『ねェ、私あんな銀ちゃん絶対いや…』
隣歩きたくねー。
「私だってやーヨ。しっかりしてヨ銀ちゃん!」
『おいテメェ元の銀ちゃん返せ!!つーか髪型返せ!!』
「何言ってんだ、これが本当の姿だよ。悪い坊主の呪いで醜い天パに変えられていたのさ」
「そんなこと言うなァ!自分に自信を持てェ。お前から天然パーマをとったら何が残るんだ!?」
『お前これから先ずっとそれだったらバリカンで悪い坊主と同じ坊主にしてやるからな!!』
絶対剃り上げてやる!
「ムフフ。お嬢さん方、君達の夢はご飯一膳にまるまるごはんですよと茶髪だったね。オーケー!オーケー!ドリぃぃぃぃムキャッチャー!!」
「『!!』」
「うおっ。実現したァァァ!!」
神楽の頭にはごはんですよがかかったご飯が。髪の毛をみたら、私の髪は派手な金髪から見事な茶髪に。
「『何か御用があればなんなりとお申しつけ下さいハムの人』」
「何ハムの人って。トムって言ってんじゃん」
「やられたァァァ!!簡単にやられたァァ!!」
「みなさァーん、歓迎しましょう。ここにまた我々の新しい仲間ができました!」
信者達に向かって斗夢は両手を広げる。
「みんなで夢をつかんで、幸せになりましょう」
『『『夢幻教万歳ぃぃ!!万歳ぃぃ!!』』』
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