Stage final
気付いた思いは止められないんだって


「私も馬鹿だね」


Stage final


告白.......とまではいかないけど、気持だけは伝えておきたかったんだ
私は、後悔だけは絶対にしたくないから


「花宮ッ!!」


私は彼に叫んだ


「え」
「好き.....ッスよ!花宮の事!」


そう言い、私は息切れを起こした
やった....ついにやってしまった
そう、自分で息切れと恥かしさで赤面していると、「フハッ!」と特徴的な笑い声が聞こえた


「ここ....廊下なんだけどっ!ハハッ....アハッ!.....フハッ!フハハッ!やっぱお前最ッ高!!!」


と笑い始めた、しばらくヒィヒィ言ってた
思い人ながら、腹に一発いれたくなった
否、いれてやろうかと構えるとこまでした


「フッ...クフッ.....!」


笑が止まり始めて、ヨロヨロとこちらに来た


「なんか.....ごめっ!」


チュ......

軽いリップ音、花宮の顔が目の前にあった


「ちょっ!!こっ!!!」
「『ここ廊下だよ!?』てとこか?フハッ!!だからなんだ、つーかもうおせぇよバァカ!!」


意地の悪い笑みを浮かべ、別にいいだろと笑う


「だってお前は俺のなんだからなっ!」


俺様の様に言って、また軽いリップ音をたてた


「知ってたよ!
俺も好きだ、バァカッ!」


彼は私を抱きしめ、そう囁いた

Stage final Fin 2012.10.10.曖霧
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