Stage 5
体育館に彼はいた


「あ?」


Stage 5


かなり機嫌が悪いらしい
何故かなんて、私は知らないし、心当たりも多分ない


「お前ら何やってんだよ、早く着換えてこい」


あの「バァカ」も出ない
私はとりあえず、彼があたりちらしたのであろう物を片付けた


「古橋君......あれいつから」

「......屋上から、返ってきた後」


屋上......?
私は彼の行動を想い返した
そして一つの呟きが脳をよぎった


-嫌いか....?-


あれ、どういう意味だったんだろう
あの時、彼はどんな顔をしていたんだろう
私の好きな不の感情?
...........

私はそう考えたが、今はそれを拒否する思考があった
何故か、彼の笑顔がみたくなった

意味のわからない、不快な気持だ


「花み..........」
「なんだよ、柳田サン?」


名字......私は何故かそれが変に心苦しくなった
今日はなんだか、気持の悪い感情が多い
嫌な日だ

そう想い、私はただただ、仕事する事しかできなかった

Stage 5 End 2012.10.8.曖霧

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