Stage 4
私は苛められっ子に昇格しました


「花宮君を.......私達の花宮君を返してよ」


Stage 4


「花宮君返してよ......」そんな声と罵声を聞き流しながら私は思ってしまった

この状況を、花宮君を好きだった人は悲しいのかな?

私にどんな感情を持ってるのかな?
きっとどす黒いんだろうな

私は考えながらあるいていたので、何かにつまずきそうになる
危ないから、静かに考えられる所に行こうと、屋上に向った

きっと涼しくて、居心地がいいのだろう


「よぉ」


そこにいたのは花宮だった
よりによってこいつに何故あうのだ
そう想い私は静かにその場を離れようとしたのだが


「おい、逃げんなって」


そう声をかけられた、だが、私はスルーして出て行こうとした
だが、急に手首を掴まれ体制を崩した

私はキッと彼を睨んだが、彼はその行動すらも楽しいようだ


「のんびりしていけばいいだろ?バァカ」


と人をバカにした笑をする
こいつは本当性格悪いな


「...........放せよ」


私は乱暴に手首の手を払って、出て行こうとする


「........嫌いか......?」


呟きが微かに聞えたが、私はそれをあえて無視した


「.......あ」
「柳田!」


あれから少々時間がたち、フラフラと暇つぶしに廊下を歩いていた放課後
何か青ざめた原がこちらに走って来る


「お前花宮になんかしたか?」
「否」
「あいつなんか荒れてんだよ!」


何か私は、やってしまったらしい

Stage 4 End 2012.10.8.曖霧

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