два
「という事で、喫茶店に決まりましたー」


два --


「各自、割り当てをちゃんと見る様に!以上」
その一言でLHRは終わった
喫茶、と言っても何をどんな喫茶にするのか、私はまだ謎だった


「あの....どんな喫茶に」


議長に聞くと、フッフッフと不気味な笑をこぼした


「決まっているではないか!男装女装喫茶なのだよ!!
むっちゃ楽しみやんなぁ」


と、小さくスキップをして出ていく
それは............貴方の趣味ですか?
私はとりあえず、衣装の作成チームに行く、何故そんなにはりきっているのだ


「あの、どうしてこんなに」
「あったり前じゃないの!笠松君と森山君が着るのよ?女装って超レアじゃないの!」


...そういえば、私のクラス....腐...腐...腐女子?が多いって話し聴いたな
まぁいいか
私は彼女らにサイズを図ってこいと無理やり図りを渡された
仕方ないので、森山君から図る事にした


「...意外にしっかりしてますね」
「当たり前だろ、ホレても良いぞ」
「遠慮します」


私にそういうフェチはないんです


「あの、笠松君...?」


図らせてもらってもいいかな
そう聞くと、今にも倒れそうな位赤面する


「あ、あぁ」


どうやらOKの様だ


「よっと」


胸部の測定のため、彼の背中に手を回す


「...えっと」


ちゃくちゃくと図っていく
だが、図り終えても彼はボーっとしていた


「あの....笠松君?」


呼びかけても返事は無し
私何かしたかな、そうオロオロとしていると森山君が


「あれ...笠松気ィ失ってる」


............マジすか


два END 2012.10.25.7:14.曖霧








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