俺から君に宣戦布告
одиннадцать-アジンナッツァッチ-彼女が呆然とした、目が潤んだ状態で俺の前から消えた
「先輩変っスね〜」
黄瀬が面白そうに含み笑いをする
つーかいつからいたんだ?こいつ
まーいいや
俺はふらっと売店まで飲み物を買いに出た
そこにはかなり怒った目をした、口だけ笑っている森山がいた
「なんでいんの、お前」
なんとなく、俺は声をかけた
その行動に、鼻で笑ってから「あぁ、ちょうどいい機会だな」という
「俺さ、彼女とお付き合いすることにしたんだ」
そう、目を細めた
咸槻がか.......あーそうか
.........そうか
「笠松?」
「なぁ森山
なんで俺こんなに
こんなにイラついてんの?」
頭が痛い
落ち着かない
どうしてしまったんだろうか俺は
森山はその怒った様な眼を柔らかくした
「好きなんじゃないの?」
....森山
「俺ちょっと探してくるわ」
俺は駆けだした
後ろの森山が「ばーか」と呟いた気がした
одиннадцать END 2014.02.03.15:16.曖霧