восемь
言わなきゃわかんないし


восемь--


廊下を歩いていると、人だかりを発見した
「通してくださいッス!」と聞きなれた声がする
私はスルーしたかったけれど、私はどうやら見つかってしまったらしい
彼に
バッと腕を掴まれて、彼は「行くッスよ」と走り出した
途中から私が走るのが遅いから、引きづられそうになった
いや、引きづられた
痛い


とりあえず私達は屋上まで来た

息が切れる

冷たい風が余計喉を乾かせた

私が息をきらせているのに対し、黄瀬君は何ともない様だ
私を複雑そうな目で見ている


「まあ、今日は助かったッス」


機嫌の悪そうな声で言う
私は何もしていないのだが
まぁ.....とりあえず、彼と二人になりたくないので私は「じゃぁ」と出て行こうとしたけれど邪魔される


「何処行くんスか?」

「どこって....教室」


「ふぅん」


こちらをじっと見てくる

何か考えているようだ


「笠松先輩元気ッすか?」

「いつも貴方の方が見ているでしょう」

「そうっすね」


.....会話に詰まった父親みたいだな
なんて考えている


「あー....仲良くさせてもらってますよ?」


「先輩は....さ」


少しためらって


「先輩は俺の事.....俺の気持気付いているんスよね」


え.....黄瀬君の気持?


「おかしいっすよね.......男の俺が先輩を....わかってるっス」


私が何も言わないまま、どんどん意味不明な事を言っている


「ちょっと落ち着いて黄瀬君」


「何をっ!」


「私黄瀬君が何の話ししてるかまったくわからないのだけれど!」


「だから...ってへ?」


すっとぼけた顔のモデル、写真撮りたい
どうやら、状況を解かっていないようだ
もちろんこちらもわかっていない!


「つまり...さ
俺の気持ち知らないであんなことやこんなこと」

「なんかいやらしい言いなおせ」


私の話を聞かず、「俺超恥かしい」と顔を赤らめる
黄瀬君....貴方は女子ですか?


「黄瀬君は、笠松君の事が好きなの?」

「そう言う事になりますね....はい」


暴露大会ですね.もう。
黄瀬君は案外、可愛い人なのかもしれません


восемь2014.01.31.18:14.曖霧








×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -