体温の精度だけ鮮明(5/6)



「……綱手のやつミナトになんちゅーもん飲ませたんだ…」



あはは、と大笑いのミナトの横では頭を抱えた自来也先生がいた。私は自来也先生の方へ。



「先生、」

「おぉ、クシナか」

「ミナトは、」

「多分、心配ないのぅ…」

「多分ですか?」

「それよりクシナは早く綱手のとこに、」



何故か私を綱手さんの方へ追い払う自来也先生。ミナトはというと酒瓶を抱えたまま大笑いしている。正直こんなミナトはあんまり見たくないかも…



「あれ〜クシナだぁ♪」

「しまった!」

「きゃ、?」



自来也先生が叫んだのと私の視界が真っ暗になったのは同時だった。



「え、なっ何?」

「綱手のやつは医者なんだが自分で薬を作って試したがる困った趣味を持っててのぅ。まあ、確かに役に立つものもあるんだがのう。今回は……」

「ちょっと遊びで作ってみた薬でな。本当はクシナに使ってみたかったんだが…まあ、いいか」

「薬って…」




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