体温の精度だけ鮮明(4/6) 「ミ、ミナト!?」 私からグラスを奪うようにしてそして、一気に飲み干していくミナト。(※お酒は二十歳になってから※一気飲みは体にとても良くありません。真似をしないで下さい) 「ぷはっ」 「だ、大丈夫?ミナト!」 日本酒って多分…否、絶対こんなにかぶがふの飲むもんじゃないよね? 「ん、大丈夫……っ!」 「ミ、ミナト!!」 ニコッと笑った瞬間険しい顔になったミナト。ミナトのこんな表情は初めてで… 「………」 「ねぇ!大丈夫」 グラスを持ったまま動かないミナト。一気飲みは命の危険もある危ない行為だ。 「綱手さん!」 私は事の原因である綱手さんに詰め寄る。早くどうにかしないと…ミナトが、 「なんだ?」 「“なんだ?”じゃないですよ!ミナトが、ミナトが!!」 「ミナトの奴らなら…ほら」 綱手さんは“奴ら”を指差す。私は綱手さんの指差す方を向くため振り返る。そこには自来也先生と酒を飲むミナトがいた。 |