ねぇ、神様お願い(夢主 ver.



でも、また困った。私はアパート暮らし。私の住むアパートは動物禁止でオマケに大家さんは酷い猫アレルギーらしくもしこの子を持って帰ってしまったら直ぐにバレてしまうだろう。



「…………」



よほどお腹が空いていたんだろう。小さな口で一生懸命パンにかぶり付いている姿が愛らしい。



「……ごめん、ね。また、私があなたを辛くしたゃうんだ、」



一度捨てられ私と出会った小さな猫はまた辛い思いをして暫く生きていかなければならない。救ってあげれない私が手を差しのべたばかりに…



「………ごめん」



赤い傘だけど、たぶん目立つから君を見つけてくれる人がいるかもしれない。

私は傘を猫の屋根にして雨の中を駆け出した。



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