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「…は?なんで兄貴?」
「あれ?知らないの??俺のこと最初にソッチの道に引きずり込んだの美弥さんだよ?」
「は?」
初耳。
「美弥さん、ちょーやばかった。テクニシャンすぎて死ぬかとおもっ…ンッ」
言葉を飲み込むように口を塞いだ
俺の上で脳天気にへらへら話す昊に少し苛立ちを覚えた
「……そら」
細い腰に腕を回し
唇を離して耳元で名前を呟いてやると
ぶるりと震えた
昊は耳が弱い
「ぁっ、……やっ」
「なに?味見させてくれんじゃないの?」
俺の核心を突く言葉に黙り込んだ
スルスルとよれたシャツの下の素肌を撫でる
「んッ…」
声を噛みしめるように
額を俺の肩にくっつけて
両手で袖部分をくしゃと握られる
なにこれ。
可愛いんだけど。
*fin
今の時点で二人の関係はグレーゾーン´-`)
可愛いと思ったらあうと。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
よろしければ*
U N I O N
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