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「…俺が相手してあげよっか?」
「な、…ばかにしてんのか」
「してない、でもそんなに慰めてオーラ出しちゃってさ、ほっとけって言う方がおかしくね?」
昔みたいに抱いてあげるから
そう囁かれて偲をぎろりと睨んだ
こいつは元親友で元恋人だ。
「いいの?ここで俺捕まえとかなきゃ後ろに居るあの汚そうな野郎共に回されて終わるけど」
ちらりと後ろを偲が横目で見た
そんな野蛮な言葉をきいて俺もそちら側を見てみるとごっつくて汚ぇ野郎共が俺を絡めつくような視線で見ながら何やら仲間とニヤニヤと話してるようだ。
偲が言った言葉はあながち間違ってないかも知れない。
勘弁してほしい。
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