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「…碧野って確かに志磨の尻狙ってた奴じゃ……」
「そーそー。あんなにアピられてて周りとか臨に手出したら司にぶっ飛ばされるって言う暗黙の了解とか出来てたのに本人だけだよ気付かなかったの」
「大切にされてるよねえ」って心から思う。
「あ。そんでね。会ったから、んじゃお茶するかってなって。カフェで話したんだよ。そしたら、先週、臨がマンションの隣に引っ越してきたんだって」
「へぇ……運命みたい」
「そうなんだよなぁ。本人にまだ好きなのって聞いたら『当たり前だろ』って返ってきたわけ、もうなんだよ。めちゃくちゃ純愛じゃねぇかって思って。その日は一日中司のデレデレ話を聞いてた」
帰り際に『お前も如月と仲良くやれよ』って言われたけど意味がわからなかった。や。仲良いし。
「それで男同士の関係に興味持ったの?」
「うん。ざっつらいと。黎哉クン」
はっきり言おう、めちゃくちゃ興味持った
仕事場の…つか、ホストクラブなんだけど。
それで先輩がバイで話を聞いたらもっと興味もった。
尻の中のゼンリツセン(?)
すげーイイらしい。
あ、因みに黎哉は同じクラブのボーイだよ。
え?ホストじゃないのって?性格の問題だろ。
未知の世界って危なそうで逆に惹かれる
「先輩が今度ヤってくれるって言ってたしなあ」
ヤってもらおうかな、と考えてた時
「だめ」っと小さいがハッキリと声が聞こえた
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